【FGO】初志貫徹、或いは原点回帰。
どうも、“行き止まりの人類史”を6つもブチ壊しているにも関わらず、何の悪びれもなく、今ここで呑気に僕のnoteを読んでいる皆さん、こんにちは。
FGOの新章が配信されようとしているのに、何をのうのうとスマホを滑らせているんですが。
筋トレとかしなさいよ、筋トレ。
と言うわけで
2017年の年末に突然地球を漂白された我々は、彼奴らの猛攻に屈することなく、気が付けばついに7つ目の異聞帯へと足を運ぼうとしています。
どうでしたか?
いろんな事がありましたね。
最後の異聞帯の攻略を前に、少し昔話をしませんか?
昔話で思い出しましょうよ。
初心を。
昔と言ってもほんの数年前なんですけどね。
ロストベルト No.1
AD.1570 永久凍土帝国
冬の終わらぬロシア、必死に苦しんで死なないことだけが唯一の生き方となる永久凍土の大地で懸命に生を踠く1匹の、否、1人の狼がいました。
彼の名はパツシィ。
カルデアが初めて異聞帯で接触した人類です。
口が悪くて、でも優しくて、真っ直ぐで、この世界を否定しにきた我々にですら牙を向けなかった良いやつなのは皆さんも承知のことでしょう。
そんな彼は命を賭して我々に言葉を遺しました。
永久凍土帝国と同じか、それ以上にクソミソな行き止まりの人類史をあと幾つも否定し、滅ぼさなくてはならない我々へ向けた激励を。
初めて辿り着いた異聞帯、そこで初めて出会った異形の人類が、右も左もわからぬままその世界を否定した我々に漏らした、精一杯の言葉。
あと幾重も同じ事を繰り返さなくてはならない可哀想なカルデア一行へ向けた必至の叱責。
『こんな強いだけの世界に負けるな。』
このメッセージを受け取った我々は、汎人類史は強い“だけ”ではないのだと、汎人類史こそ生き残るべきなのだと、胸を張って主張しなければなりません。
それが、世界を否定し、破壊した者の責任であると、パツシィは命を賭して諭してくれました。
ヤガの逞しさを、スカサハ・スカディの人類愛を、始皇帝の繁栄を、アルジュナ・オルタの輪廻を、キリシュタリアの未来を、妖精達の物語を、そしてゲーティアの野望を、全て、全て、全て、否定して、今ここに立つ我々は、どんな脅威に直面しようとも、我々の世界こそが生き残るべきなのだと主張し続けなくてはならない責任があります。
今から食する目の前の豚肉に対して「いただきます。」と手を合わせて首を垂れるのと同じように、生存競争の勝者は敗者のために矜持を持たなくてはなりません。
弱肉強食の永久凍土で何年も生き抜いてきた1人の狼が言うのですから、間違いはないでしょう。
幸福に溢れた正しい世界がある事を証明し続けて旅を重ねる事こそ、我々の矜持です。
だから、生きなくてはならないのです。
だから、闘わなくてはならないのです。
今まで否定してきた異聞帯と、そこに生きる人々のためにも我々は負けてはならないのです。
来る年末、ついに我々は最後の異聞帯へと向かいます。
どうやら「インフレの極地」とかいう嫌らしいフレーズが今回のキーセンテンスとなるようです。
マーリンの英雄作成の倍率が急に2000%くらいになったり、令呪が500画くらいになるのかもしれません。
どんな異聞帯なのかはまだ予想もつきませんが、感度2000倍の英雄作成でもない限り、決して楽な攻略ではないでしょう。
PVを見る限り、ネモは決死の不時着を敢行しました。
ホームズはもう居ません。
それはもう、かつてない程の苦難が待ち受けている事でしょう。
しかし、所詮、強い“だけ”の世界。
ならば、胸を張って、今一度、笑って生きられる我々の世界の方が上等であると、傲岸に主張しなければならないのです。
たった1人の狼が示してくれたこの初心を、我々は忘れてはなりません。
勝者の責任を放棄してはなりません。
7章を目前に控え、思い思いの面持ちで構えているみなさん、ついにラストスパートをかけるときが来ました。
さぁ行きましょうか。
人生を賭けて、もがき苦しんで生きてきた現実が、実は淘汰されるべき間違った世界線だったのだと知っても尚、真っ直ぐに前を向いて言葉を紡いでくれた彼の為にも、戦いを辞めてはいけないのです。
彼の生きた世界を否定した我々は、彼の辛かっただけの生までも否定してはならないのですから。
我々は今まで通過した異聞帯と、そこに生きる人々にとっての勝者である以上、最後まで諦めてはいけません。
彼らは許してくれないでしょう。
突然、自分の生きる現実が偽物だと突きつけられた彼らはきっと許してくれる事はないでしょう。
だからこそ、立って、戦うのです。
思い返せば、2部は敗走から始まる旅でした。
幾つもの試練を乗り越え、ようやくここまで辿り着いたのです。
あと少し、あともう少し。
だからこそ、一旦思い返しませんか?
初志貫徹、或いは原点回帰、あの日、永く苦しかった冬の終わりを告げる空の下、1人の狼の遠吠えを回顧したならば、7つ目の異聞帯で待ち構える脅威に向かって、愚かしくも、力の限り叫んでやりましょう。
「希望に満ちた人類の戦いはここからだ。」と。
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