"ドアを〜閉めます"
"普通、浦賀行き発車です、ドアを〜閉めます"
首都圏の、ある赤い電車での車掌のアナウンスだ。
京浜急行電鉄。
この会社は、鉄道ファンからすると、すごい。
ポイントという線路の方向を切り替えるシステムでさえ、人の手で動かしている。
遅延が発生すると、突然行先も種別も変更して、少しでも客を運ぼうとする。
追加料金なしで特急のような座席を利用できる。
コアなファンが多い、素敵な鉄道だと思う。
以前、アナウンスを聞いていて、気づいたことがあった。
"ドアを〜閉めます"
こう言うのである。
何に気づいたと言うのか。
JRではこのように言っているはずだ。
"ドアが閉まります、ご注意ください"
と。
もちろんどちらが良いと言う話ではないのだろうが、
私は京急のそれが好きである。
"ドアを〜閉めます"
なぜ好きか。
「車掌さんが主語である」からだ。
ドアが閉まります、の主語はもちろんドアだ。
しかし、ドアを閉めますの主語は、車掌だ。
世の中、便利になっている。
人間が介在しなくても、システムが自動に進められる例も多い。
ただ、京急は、人の力を信じていると思う。
人間にしかできないことがある。
だから、
"ドアを〜閉めます"
と車掌が言うのではないか。
ある種のカッコよさを感じる。
ドアを閉めるのはこの自分なのだ、というような。
もちろん考えすぎだと思うが、私にはそう思えてならない。
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10月3日(土)
○部活の業務しっかりやった
○ハドソン川の奇跡を見てよく考えた→いつか記事にしよう
●英語今日も触れている時間が少なすぎる
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明日は試合。楽しもう。
ではまた。
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