灯台下暗し

眠れないので久々に書き留める。

今週待ちに待ったLIGHTHOUSEがネトフリで配信された。嬉し〜

お笑い芸人のエッセイ好きとして若様のエッセイは避けては通れないものだし、星野源ファン(好意が薄っぺらくなるからあまり大きな声で言いたくないが顔も好き)としては堪らない内容。

グータンヌーボ的なトーク番組かと思いきやいざ観てみると内容はわりかしヘビー。
ライトハウスは灯台っていう意味らしい。
ライト=軽い と思ってました、恥...
人気者の二人でも根っこの部分に暗いものがあるから「灯台下暗し」って意味が込められてるらしい。
てかつくづく灯台下暗しって言葉作った人すご。確かにその通りじゃね?(ギャルマインド)

2話まで観たんだけど、二人が下積み時代の話の中で、
「売れて満たされて社会への反骨心みたいなものが無くなるのが怖い」
という内容の話をしていたのが興味深かった。

社会人になってそれをとても痛感している。
学生時代は誰よりも面白い奴だと思われたかったしそのためにsnsでこっそりネタツイしたり、サークルの合宿で全身タイツを着たりしていた。

その辺の"イタさ"こそが、自分のアイデンティティであり、コピーライターになれた所以だとも思うんだけど、
最近はその"イタさ"が日に日に失われているような気がする。

他の人と自分は違う、と引いていた線がだんだん曖昧になってきてて、いつかは消えてしまうんじゃないかという若干の恐怖心がある。
いつかその恐怖心さえも消えて、他人と自分を隔てる線が無くなって自分が何者なのかわからなくなるんでしょうね(人類補完計画?)

今まで線を引くことで自分の存在意義を感じられてたけど、線を引くのって正直疲れる。
そんなこと気にしないで、脳死でのうのうと生きてる方が楽に決まってるから。
サウナ入ってお酒飲んだり一人で旅行してるだけで十分幸せを感じられるから。

普通の大人に、女の子に、なりたくなかったはずなのに、気がついたらどんどん無個性人間になっていってる気がする。
その時に残る私の良さって...

面白くなりたいと本気で悩んだ中学時代、
男友達に「お前が面白くなくなったら何が残るの?」って言われたのをいまだに覚えている。

これは一見悪口でしかないが、おまえの個性を見失うなよって背中を押してくれているようにも感じ取れる。(かなり強引)

アイデンティティだと縋っていたものが無くなってしまった時、そこに見えるのは幸せなのか絶望なのかどっちなんでしょうね。



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