蓮3rd スリブ感想

こんにちは.わかめです.

この記事は298production Advent Calendar 2024の3日目の記事です。

前日の方の記事はこちらです:

ボイスコミックはあんまり読んだことないのですが,応援させていただいている声優さんが出るってなったら見るのかもしれない……

本記事では,ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 3rd Live Tour TRY TRI UNITY!!! with スリーズブーケ の感想を述べます.感想を話すにあたり,ネタバレ,オタクの自分語りなどが含まれますので,苦手な人はすみません.


さて,感想に移ります.

スリブ公演最初の曲は Reflection in the mirror から始まりました.これは,ドルケみらぱも伝統曲の104期 NEW Ver から始まっていたので予想しやすかったんじゃないかなと思ってます.

この曲は個人的にかなり印象深い曲なんですよね.好きかどうかで言えば,正直に言ってしまうと好きではないんですが,4月に蓮ノ空というコンテンツの在り方と今後の方針を示したこの曲はかなり自分の中では鮮烈な印象を残しています.聴くたびに4月の吟子の変わっていくものと遺されていくものの話を思い出して,自分はそれに適応できているんだろうかと自問するきっかけをくれますね.

歌詞割りや振り付けはドルケみらぱの Sparkly Spot とかアイデンティティと同じで,1年生が中心だけど1年生はあまり動かず歌わないみたいな印象を受けます.実質的に1年生はじめましての曲なので,こういう内容なのかなと考えています


ここで MC が入りました.いずれの公演でも触れられていますが,1年生がライブの最初から出ているのはこのライブが初めてなんですよね.緊張もひとしおだとは思いますが,櫻井陽菜さん(以降ひーちゃん)もガチガチになることなく楽しんでいてよかったです.


2曲目は水彩世界でした.こちらもドルケみらぱ公演と同様,オリジナルの1曲目を103期メンバーでやるという流れの一つでした.

この曲は梢が花帆と出会って,世界が色づいていく様や,その変化に対する期待を歌にしたもので,物語のはじまり感の強い曲でした.花帆と一目惚れに近い出会いをして,相手が歌ってくれるかもわからない中衣装と曲を作る梢さん,結構とんでもないことしてるな……

おそらく,こずかほで披露されるのは最後になる曲なので,すごくつらい気持ちになりつつ,ちょっと懐かしい気持ちにもなりながら見てました.


3曲目は謳歌爛漫 / 残陽 でした.自分は昼公演のみ現地で,夜公演はライブビューイング会場での視聴となったので,謳歌爛漫の方を聴かせていただきました.

謳歌爛漫といえば去年の Fes Live のイメージがかなり強いですね.桜が舞い散るのも再現されていて,幻想的でした.サビの低音が気持ち良くて最高でした.曲終わりでは花宮初奈さん(以降うい様)が目を閉じて終わるのもリアルライブならではでよかったです(Fes Live と若干違う)

夜公演では残陽が披露されました.現実ってのは非情ですね.自分が最も聴きたい曲で,スリブだと1,2を争う好きな曲である残陽は結局今のところ聴けずじまいです.この曲は公演ごとにラスサビ前の振り付けや細部の振り付け,演者の表情が変わる面白い曲で,特に直近に披露された 1st ではうい様によるバックハグや顎クイなど,割かし私欲出し放題の曲となっていました.今回はどうなるのか?という期待に胸を躍らせつつ,見ていました.今回は,梢(うい様)によるバックハグから,振りほどいて花帆(楡井希実さん(以降のんちゅけ))からハグするという振付に変化していました.もうこの曲にさみしい別れの印象はないのかもしれません.曲の最後,顔を傾けてキスで終わるのですが,終始狂っていて何も記憶がないです.現地にいたらどうなってたんだろう……

なお,ライブビューイング会場は愛知の会場だったからか昼公演のチケのみを握って名古屋に来た人が多かったので,残陽のイントロが流れた瞬間崩れ落ちている人多数でした.名古屋まできたのに,夜公演握れてないだけでこれだからね……しょうがないよ……僕も意味が分からなくなって一回転したし,連番者は倒れていたので……

去年の異次元フェスの時の僕:

慣例的に,蓮のリアルライブはアンコール前までは基本的に蓮時空でも共有していると考えてよいのですが,残陽はこずかほ+あの振り付けで披露されたことになります.本当に?高校生であの振り付けやっちゃうの?なんかに引っかかってないか?

なんとも言えない気持ちになるのは吟子の存在ですね.こずかほがイチャイチャしている間,吟子はどういう気持ちでそれを眺めているんでしょう?


ここでMCが入ります.103期の振り返りパートであることが知らされる場面ですね.夜公演 MC で残陽あとの盛り上がってるオタクにご満悦なうい様がめちゃくちゃ好きです.ただ,お互い照れてたのか絶妙な雰囲気になっていて,見てるこっちが照れました.


4曲目は Special Thanks でした.ミルク,青とシャボンの披露がなかったのでこの曲は予想できなかったですね……しかし,振り返りという話であれば, Special Thanks が含まれるのは大納得でした.水彩世界は梢から花帆の曲でしたが, Special Thanks は花帆(と沙知)から梢(と蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん)の曲なので,関係性の変化を表した曲として満点の選曲だったと思います.(残陽って振り返りとして正しかったのか?

オタク豆知識なんですが,2番の「諦めない その意味が変わっていくとこ 見ていてね!!」は本来 Fes Live などでは花帆を抜くんですが,昼公演では梢(うい様)を抜いていました.夜公演では花帆を抜いていたので多分スイッチングのミスだとは思うんですが,貴重なうい様のウインクが拝めるのでオススメです.アーカイブ見れる人は,ぜひ.


ここから1回目の幕間に入ります.4月の活動記録のダイジェストで,個人的に吟子の話で一番好きで,今年の蓮ノ空を代表するエピソードだと思っています.ここの話ですね:

ここの吟子の話は本当に今の自分たちに通じるところがあって,どこまでも蓮ノ空の掌の上でコロコロされている気持ちになりますね.


5曲目はアオクハルカでした.幕間の流れ的には Reflection in the mirror もありなのかなとか考えていましたが,そのままアオクハルカでしたね.

衣装は,帯は和装テイストで吟子味を感じて,色合いがホリホリとかに近くて,甘々でかわいいなあという印象でした.吟子のヘッドドレスみたいな頭の飾り,本当にかわいいですよね.吟子自身は自分には可愛すぎるって思ってるのかもしれませんが,メンバー唯一の黒髪に白い髪飾りはばえーん!(鳴き声)ですね.

移り変わる この街の情景に
寂しくなる日もあるけど それが走るって事だ

校舎の脇 咲いているあの花も
去年と同じように見えて 同じものではないから

この曲の歌詞で特に好きな部分がここですね.蓮ノ空のコンセプトともいえる伝統に対する考え方そのものをうたった部分です.

寂しくなる日もあるけどは吟子歌唱,それが走るってことだは3人での歌唱で,二人が吟子の背中を押してくれるみたいで好きです.移り変わっていく曲やユニットの色にさみしくなってしまうときもあるけど,前に進んでいくってのはそういうことなんだよって前向きな歌詞なんですよね.

2番サビ前の校舎の脇~は割と MV の印象が強いです.この部分は桜をバックにしているのがなんとも……

アオクハルカより

MVで一瞬映る写真は103期で披露した曲のイメージなので,同じように見えて同じものではないっていうのがあまりにも直接的で……なんだか怒られてる気持ちにすらなります.

アオクハルカより.左上のきらびやかな景色は眩耀夜行,観覧車はHoliday∞Holiday,桜は謳歌爛漫だろうか?

ちょっとライブの話からは脱線しちゃったんですが,個人的にこの辺が好きで,伝統を強く意識したこの曲はスリブだけではなく104期全体を代表するいい曲だな~~と思っていたので書きました.


6曲目は千変万華(104期バージョン)ですね.水彩世界のアンサーソングで,割とこの曲の104期バージョンが出たときにド!ド!ド!の104期バージョンを覚悟したのを覚えています.

個人的に面白いなと思った振り付けで行くと,「雨と太陽 どちらかだけじゃ」の部分で吟子が花帆と梢を指すシーンですね.花帆が太陽と表現されるのは珍しくないしイメージそのままなんですが,梢が雨と評されるのも意外となくないんですよね.通り雨とか言われてるくらいですし,梢もそれ込みでこの振付にしたと考えると自虐的でちょっと面白いですね.いや面白くないか……

どちらかだけじゃのシーン(千変万華

「隣に君がいれば」は2人時代だと客席を向いていたんですが,落ちサビだと少なくとも梢は吟子の方を向いていたので,もしかしたら花帆は梢を,吟子は花帆を見るような振りになってたかもしれません.現地にいたのに……ひーちゃんが近すぎてひーちゃんしか見てなかった……しかもどうだったか全く覚えてない……


ここから2回目の幕間ですね.7月の活動記録のダイジェストになります.

吟子が時間が経つにつれて変わっていくものを受け入れたのが4月の活動記録だとすれば,7月は吟子が自分の手で変えて受け継いでいくのがテーマになっています.特に,蓮のスクールアイドルクラブ初代の衣装というのが吟子の決意の重さを表現していていいですよね.

衣装のリメイクの動機が「私なんかが,でも使うにはしょうがないから」ではなくて,「先輩たちを優勝させるために,私のために」というのが非常に好きなところです.ド!ド!ド!の姫芽もそうなんですが,「周りが言うから」「仕方ないから」っていう理由ではなく,「私がやりたい」という理由でやるのがめちゃくちゃ好きです.悩んだ末にそれが聞けたなら,満点な気がします.僕は.


7曲目は月夜見海月ですね.当然リアルライブでは初披露で,衣装もリアルライブでは初披露(パンフにも載ってない)ですね.

なんと舞台演出で大量のバブルを使っていて,めちゃくちゃ幻想的でした.僕は最悪なことにスクステのドレスカードを思い出していました.サビの「藻掻くたびに泡粒が真珠みたいでしょう?」っていう歌詞にピッタリな演出でしたね.

この曲は衣装がハチャメチャにかわいいんですよね.吟子の衣装は髪が外ハネアレンジで話題になっていましたし.海月モチーフのひらひらとした


8曲目は眩耀夜行(104期バージョン)でした.言わずと知れた?人気の高い曲で,梢がこずかほデートの思い出を書いた曲になっています.

この曲も,水彩世界然りKNOT然り 3人で歌うことに若干の抵抗感があった曲ではあったのですが……ふたを開けてみると三人になっても好きな点は変わっていなくてちょっと安心しました.でも,この曲は2人バージョンも見たいですね.


眩耀夜行のあとは,アンコールパートでした.着替えも相まってか結構時間かかってましたね.この公演に限った話ではないですが,蓮のアンコールって,その時点ではあり得ない 6人 DEEPNESS や,その時点ではありえない 9人 ユーフォなどをやってもいいとか,明確に意味付けされているので結構面白いです.


アンコール明け1曲目は水彩世界(104期バージョン)でした.毎公演ここは103期1曲目の曲の104期バージョンを披露しているので,割と予想はできていて,気持ちの準備もできていたので,意外とすんなり飲み下せました.3rdは全てそうですが,2回曲を聴く機会があるので,比較出来てめちゃくちゃいいかもしれないですね.


3度目の幕間は他の公演同様,本公演オリジナルでした.昼公演は水彩世界を歌う心境について,夜公演はイチャイチャパートといった感じでした.両方ともよかったですが,個人的には夜公演の花帆の「梢センパイはあたしが好き」発言が可能性の獣すぎて,いろいろ考えてしまいました.

昼公演の吟子の想いに関しても結構いいなあって思ってました.基本的に花帆に対して素直になれない吟子ですが,花帆に対するリスペクトはクラブの中でも随一だと思っているので,それだけこずかほの始まりの曲でもある水彩世界を歌っていいのかってのは結構悩んだと思います.それに,みらぱ公演の後でもあるので,姫芽がどういう気持ちで臨んだのかを聞けているってのも大きいのかもしれません(幕間は蓮時空では蓮メンバーに対して非公開だと思いますが)


アンコール明け2曲目はMix shake!! / Holiday∞Holiday でした.こちらは昼も夜もライブ常連の人気な印象のある曲で,スリブの盛り上げ担当曲って感じでした. Mix shake!! は「こんなところまでシュガーレス」のひーちゃんの顔がものすごい良かったです.ホリホリはライブビューイング会場で聞いたのですが,周りのオタクも凄い熱気で,現地と勘違いするくらい盛り上がっていました.意外とライブビューイングも体験よかったですね.Mix shake!! はこのためだけにタオルを買ったのでマジで大正解でした.ありがたい……


ここにラストの MC が入りました.昼公演のちゅけの自分のことを好きだって言ってくれる人が入ってきてくれるってMCが結構印象に残ってました.期がどんどん重なっていくこのコンテンツでは割と多く起こりそうだなと.コンテンツの成長が楽しみなのと同時に,でも,ちょっと寂しくもなっていました.卒業しないでくれ~~


アンコール明け3曲目は完全新曲のハナムスビでした.ジョーショーキリュー,バアドケージと比較するとかなり明るめの曲調で,本当に別れの曲か?って一瞬疑問に思ったんですが,歌詞が予想通りだったので苦しい気持ちになっていました.

特に来たのは,MVだとラスサビでこず/ぎんかほの構図になる場面があるんですが,これがラスサビで初めて出てくる一枚絵で,強く印象に残っています.……と思っていたんですが,よく見たら結構初めの方に出てますね:


アンコール明け4曲目は永遠のEuphoriaでした.Bloom the smile, bloom the dream!か,ツバサとかかなと思っていたので結構置きに来たなって印象でした.や,好きな曲ですし,3人バージョンなんて聞けないので全然うれしかったですが.

どうやらドルケ公演の 365 days の振り付けで野中ここなさんが二年生のパートをするなど,結構細かい差分はあるみたいなので,他の人のダンスパートと見比べながらだれがどの担当をしているのか見るのも結構面白そうだなって思ってます.自分はまだその辺見比べてないので,アーカイブ公開期間までに時間あれば見ようかな.


3rd全部通して,オリジナル曲の引継ぎが一つテーマになっていたのかなと感じています.ド!ド!ド!が今後一切歌われなくなるのも嫌だけど,でも雑に歌われるのも嫌だという厄介なオタクのための103期オリジナル楽曲卒業式だったんじゃないでしょうか.少なくとも僕はド!ド!ド!に関して昼公演の幕間を見て納得したので,幕間だけでも無料で公開してくれないかなあという気持ちです.あれ見てる人と見てない人の間にものすごい差が生まれてしまうのは結構さみしいし,見れる機会がしばらくないからねえ.

この辺のオリジナル楽曲の引継ぎを受けて,4月の活動記録を読むと吟子が偉すぎて自分が情けなくなってくるのも味があっていいですね.


感想は以上になります.1曲ごとに上げたせいか文量が多くなってしまってすみませんでした.

p.s. 大遅刻してすみません.アドカレのルール知らんレベルで遅刻してました……

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