夢 (2018)
1年前、こんな夢を見ていたようです。
なにしろ夢のことですから、辻褄が合わないところもあると思います。
よく笑う猫がいました。
子猫ぐらいの大きさで、両手の平の上に仰向けに載せて指でお腹を撫でると、ケラケラとよく笑う猫。
夢の最初にこの猫がいました。
男の子と女の子。小学校に上がったか、まだ上がらないかぐらいの男の子と女の子が、長い長い階段で遊んでしました。
神社に続く階段のような、古い石造りの階段で、周りには大きな木立が茂っていました。
何が起きたのかわかりませんでしたが、ふとしたことで階段の脇の祠から何かが出てきて、子どもたちは呪いをかけられてしまいました。そして子どもたちは、それ以上階段をのぼることを許されなくなってしまいました。
すると子どもたちは、階段を下へ下へと降り始めて、階段の一番下まで行くと今度は坂道を降りて、とうとう見えなくなってしまいました。
このままではいけないと思い、僕たちは折りたたみ式の自動車を広げて追いかけようとしたけれど、慌てていたため十分開くことができず、横幅が十分広げられないまま走り始めたので、坂を下り始めるとフラフラと、ブレーキも効かず、坂道のためスピードがどんどん出て、とうとう坂の下の角を曲がりきれずあわや壁に衝突、というところでまるで自転車のように自動車が倒れて止まりました。
自動車から這い出すと、下り坂になっている先の曲がり角を子どもたちが曲がって更に坂の下へ下へと降りていくのが見えました。
僕たちは、それを追いかけて、下りの階段で子どもたちに追いつくことができました。
そこは建物の中のようで、手すりの付いた階段になっていました。
僕たちは子どもたちを抱き止めると、階段の上にある窓のレースのカーテンを閉めるように言いました。
すると子どもたちは「でも、階段を上らないと、窓のところまで行けないから」と言いました。
「いいんだよ、階段を登ってもかまわないんだよ」と言って、子どもたちを抱え上げて、階段を登らせました。
すると、手すりの下から猫が現れて、自分の頭を手すりに擦りつけて、階段を登っちゃいけないよ。この呪いはね、上に登って頭を出そうとすると、出る杭は打たれるよっていうことの暗示なんだよ、と言いました。
すると猫は、手のひらに飛び乗ってきたので、指でお腹を撫でると、楽しそうにケラケラと笑いました。
さて、夢の本編はここまでです。
夢には続きがありました。
そう、映画のエンドロールのように。
エンドロールは無声映画の様で、夢の最初に出た階段で、遠藤憲一さん(本編では登場していません)と子どもたちが楽しそうに遊んでいます。
今までの夢の雰囲気とは全く違った、とても明るい場面でした。
女の子は、楽しそうに遠藤さんに何か話してて、遠藤さんも微笑みながらこちらに振り向きました。
男の子は階段を昇り降りして遊んでいました。
すると、男の子はいままで気が付かなかった扉を見つけて、そこを開くと、暗い闇へと続く下りの階段がありました。
そして男の子は、その階段を降り始めました。
女の子も、遠藤さんも、それをみて驚いた顔をして、そしてここで続編を予感させながら、夢は終わりました。
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