パジャミィ/いよわ feat.初音ミク 考察(前半)

この記事は私が勝手に、自己満足的に"パジャミィ"について考察した内容をまとめたものです。
初投稿につきお見苦しい点が多々あるかと想いますがご容赦ください。

それでは早速。

ざっくりこの曲をまとめるとすれば、
"女の子が大人になっていく過程で、
 イマジナリーフレンドとお別れする物語"だと思います。
加えて以下の考察はパジャミィのMVに登場する黒髪の女の子が同じくいよわさんの曲であるアプリコットに登場する女の子と同一人物であるという考察前提で展開されることをご留意ください。
この考察の根拠は単純に姿かたちが似ていることとMV中1:57辺りで登場する女の子の格好が全く同じであること、パジャミィのアルバムのジャケットで金髪の女の子がキスしている風船がアプリコットに登場するものとおなじであることなどです。

歌詞ごとの詳しい考察もしていきます↓

遠い遠い夢の部屋はじめましてじゃないって
シンプルに夢の中、という意味ですかね。
はじめましてじゃない、というのは夢の中で黒髪の女の子(以下女の子)が出会う金髪のおんなのこ、"パジャミィ”です。
女の子とパジャミィは夢の中で会っていて、なおかつ会うのは初めてじゃないんですね。これは、パジャミィが女の子のイマジナリーフレンドだとすればしっくりくると思います。

暗い暗い夜が怖くて泣いていたのね
MVに涙目の女の子が登場することからもパジャミィ目線の言葉だと思われます。暗い夜が怖い、というのは子供らしい感覚ですよね。これが後々効いてきます。

ふたり ふたりクラスメイトとは少し違う友達が
パジャミィはイマジナリーフレンドなのでクラスメイトとは違いますよね。それでも女の子にとっての大切な友達のひとりです。

ささやき声で連れてくわ秘密基地に
秘密基地って子供だけのものですよね。大人には見つからない、女の子とパジャミィだけの秘密の場所、つまり夢のことですね。
連れてくわ、という発言から、パジャミィは女の子の夢それ自体なのかもしれません。

きみの傷をいやすように 痛みから気をそらすように
優しい夢の中でパジャミィは女の子の手を引いて遊ぼうと誘いかけます。
学校であった嫌なことも、夢の中でパジャミィといると癒え、怖いことも一時忘れられるんですね。

とっ散らかしたおもちゃと長い袖がちょっとくすぐったくて
パジャミィと遊んでいる場面ですね。遊んでいるときに触れたパジャミィの袖がくすぐったくて笑ってしまうような幸せな場面です。

頬をつねって「また会おうぜ」
いよわさんの鬼才を感じて素人ながら震えた部分です。
ここの"頬をつねって"は、ただじゃれているだけではなくて、
"夢だと確認しあっている場面"だと思います。
頬をつねって、夢かどうか確認するのは漫画やアニメなどでおなじみかと思います。ここでは、頬をつねって_当然夢だから痛くはないですよね_ああここは夢だから安全だ、というのを確認している。パジャミィと女の子だけの秘密基地に他の誰も入ることはできませんからね。
また、頬を掴んでお互いの存在を確認しあっている、というのもあるのかなぁと思いました。女の子のイマジナリーフレンドでしかなく、夢の中でしか会えないパジャミィがここにいることを確かめている。エモですね…
そして「また会おうぜ」。夢が覚めてもまた次の夢で会おうという約束を、重苦しさなどなく簡単に、それこそ友達と交わす明日も遊ぼうという口約束のように取り交わします。どちゃくそエモです。

大事なだれかの心の時間稼ぎ
ここいろんな解釈ができると思うんですが、私は心が"壊れてしまうまで"の時間稼ぎととりました。話が交錯して申し訳ないのですが私はアプリコットの女の子、最終的に老衰かストレスで亡くなってしまったと思っているんです。この考察も書ければ投稿しますが、もし後者だとすれば心因性ストレスで最後は亡くなってしまうと考えると辻褄が合いますよね。若干こじつけですが。

お願い目覚めを忘れたままで。パジャミィ
パジャミィといる時間、夢が幸せだから目を覚ましたくないと思う。目覚めたくないというのは大人にも子供にも通じる気持ちだと思いますが、大人の感性では「仕事がだるいから」「一限目辛いから」という逃避の気持ちが強いと思います。もちろん女の子にもその気持はあると思いますが、それより「パジャミィといたいから」という夢に対して焦がれるような気持ちもあると思います。ここでも少し、女の子がまだ子どもであることを示唆しているのかもしれません。

長くなってしまいましたので、前半はここまでにさせていただきます。
読んでくださった方はありがとうございました!
また後半も投稿しますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?