ジャズフェス、命の輝き

四年ぶりに通常開催のジャズフェス。この感じ好きだ、街のどこを歩いても音楽が聞こえてくる感じ。

べつに音楽が狂うほど好きなわけじゃないけど、ジャズフェスのことは好き。音楽をやっている人たちのことが好きだから。ソロを演じる人の誇りや、ちらっと目を合わせて笑うリズム隊の人たちが好きだ。ジャズフェスに出場しているバンドはミドルエイジの大人たちが多いんだけど、大人になっても夢中になれることがある命の輝きが好き。

おれは耳が絶望的に賢くなくて忍耐力もないカスのゲボ屋さんなので楽器はできないんだけど、ジャズフェスに来ると「おれも熱中しなきゃ」とおもう。熱中を強制される焦りでは全くなく、自分の内側から切に、熱中したいと思う。べつになんだっていいのよ熱中先なんて。とにかくなにかに夢中になって、生活に熱を持たせたいと、ジャズフェスに行くたび思う。

ジャズフェスってほんとうにいいものなんですよ。定禅寺通りが人で埋まって、老若男女が音楽に耳を傾けている瞬間。たぶん観客のなかにも熱狂的ジャズファンは多くなくて、ふつうの市民たち。音楽狂いでもない市井の人々がジャズを聴ける機会があること、こんなにすばらしいことってないぜ。

命輝きまくってたな〜!来年からは「命の輝きフェス」にしよう←うそ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?