おとなの恋

大人の恋ってなんだろう。
それなりに長く生きて
それなりに経験を重ねて
すぐにでも捨て去りたい、なさけなくて、恥ずかしい思い出もあれば、
永遠にずっと心にしまっておきたい思い出もある。

未熟すぎた私は、誰かに恋をしている気になりながら、
本当は、自分も含めて、恋した相手も友人もないがしろにしていたように思う。

少なくとも、大人の恋は身勝手なものではないと思いたい。
身勝手な恋は、子どもがすることだと。

じゃあ、大人の恋ってなんだ。

・不完全な自分も含めて自分で自分をちゃんと引き受けてあげること。
・自分と異なる別人格をそのままに受け入れること。
・心から相手の幸せを願えること。
・時には手放すことを覚えること。
・頼られたときに、すぐに助け舟を出せるように、自分自身に余裕を持てる　
　ようにすること。
・浮かれてのぼせた恋の熱と、本当に自分が欲しいものや必要としているも
　のを区別することができること。
・情熱をどこか客観視できること。
・愛は誰か1人だけのためにあったり、1つの形しか取り得ないと思い込まな
　いこと。愛はもっと広くて、深い……はず。
・いつもそばにいれなくても愛し続けることはできることを知ること。
・日常を共有してくれる人を大切にし、感謝すること。
・日々に感謝すること。
・対話を大事にすること。
・孤独を愛せるようになること。
・人は行動を変えれば大人になっても変われることを知ること。

ぱっと思いつくままに挙げてみたが、
確実に、昔よりも、健全で安定的な関係を望むようになったんだな、と思う。
仕事をしているのだから、当然といえば、当然かもしれない。
激情を否定しているわけではない。
激情と穏やかさを同居させられるようになるのが大人の恋なのではないかと。現時点での考察。

みなさんにとっておとなの恋とはなんでしょうか。