今週の気になった記事まとめ No.12(2021年3月27日~4月2日)

NFT(非代替性トークン)がアート界にもたらす劇的な変革とインクルーシブな未来(TechCrunch Japan)

【記事のポイント】
・「NFTとは『真の所有者と来歴が確認できるデジタル資産』のことだ、と説明できると思う。NFTは、その出どころを追跡でき、一度に1人しか所有できない資産だ」
・現在、Top ShotやNifty GatewayのようなNFTが爆発的な人気を集めている理由は、パンデミックでコンピューターを使用する時間が増えたこと、使い始めることが簡単なこと。
・一方で、他の一般的なNFTプラットフォームではEthereumという仮想塚のウォレットが必要。
・NFTは、現在アートを共有できる環境を提供するオープンなプラットフォームに。一方で、ブロックチェーンを使った作品を初めて生み出したアーティストと、その人々より著名になることでアートを横取りするアーティストとの攻防も続いており、黒人の成果を白人が横取りする事案もすでに生まれている。

突然話題になったデジタル資産「NFT」とは何か--暗号資産との違いや注意点は(CNET Japan)

【記事のポイント】
・暗号資産と異なるNFTの大きな特徴は”偽造不可な鑑定書&所有証明書付きのデジタルデータ”であること。
・NFTの大きな特徴3つは、”相互運用性””取引可能性””プログラマビリティ”。
・2020年10月から暗号資産は高騰を続けていたが、Jack DorseyやElon Muskらが実際に自ら使用したことなども追い風となり、NFTが話題となった。
・NFTの鑑定書は偽造できないがデータ部分はコピー可能、コンプライアンス基準が未整備、UXの特異性など注意点も。

スカート男児は奇妙? 報ステCM叩きと大人たちの不始末(日経ビジネス)

【記事のポイント】
・”「社会化」の過程には、家庭や保育園・幼稚園などでの大人の接し方や、周りの子どもたちとの関係など、環境要因が色濃く影響する。ジェンダー・ステレオタイプは、大人が植え付けたもの。そのことを踏まえて「私」たちはジェンダー問題と向き合わなくてはならない。”

時代の趨勢? 消えた「はだいろ色鉛筆」と、「美白化粧品」の運命(日経ビジネス)

【記事のポイント】
・1951年から文具に用いられていた「はだいろ」は2000年前後から「うすだいだい」などの表記に変更。90年代後半以降、地方都市を中心に外国人の子供が急増した時期から、多様性の時代を予期した変更だった。
・欧米の化粧品メーカーでも『白=美』という図式を連想させるフレーズが取り除かれる動きが昨年から相次ぐ。日本でも「美白」表記を取りやめる動きが続く。
・日本における美白文化は1000年以上の歴史があり、色白は貴族の証でもあった。一方で、「美白」という言葉を尊重する外資系メーカーから「美白が『標準』であるかのようなステレオタイプの価値観を生むべきではない」との声も。

Octopuses may be able to dream and change colour when sleeping(New Scientist)

【記事のポイント】
・The Federal University of Rio Grande do Norteの研究で、タコが睡眠中にアクティブ状態とパッシブ状態の2ステージを行き来している可能性があることが録画したデータから明らかに。
・基本はパッシブ状態だが、30-40分に1回、1-2分ほどのアクティブ状態が訪れ、その間に体の色やテクスチャーも変化を示す。
・このアクティブ状態は、人間におけるレム睡眠状態に匹敵すると推測されており、このときにタコが夢を見ている可能性もある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?