今週の気になった記事まとめ No.16(2021年4月24日~4月30日)

シンガポールが首位浮上-新型コロナ時代の安全な国ランキング(ブルームバーグ)

【記事のポイント】
・ブルームバーグによる、世界で最も安全な国・地域を並べた「COVIDレジリエンスランキング」で、シンガポールが首位に。国境の管理と厳しい隔離プログラムによって国内感染者はほぼゼロ、国民の2割がワクチン接種を完了した。
・ワクチン接種が始まった国・地域について、制限の解除が早すぎたために、十分な免疫を確立する前に変異株の感染拡大を招いたケースも。
・米国や日本など豊かな国が、効果が高いメッセンジャーRNA技術によるワクチンを大量確保している一方で、ワクチン製造で世界トップのインドと中国が自国の人口に十分な量のワクチンを生産できないなど、世界の多くの国でワクチン供給が不十分な状態が続く。

観客5千人のコンサート実験、コロナ陽性は6人 スペイン(AFPBB News)

【記事のポイント】
・3月にスペインのバルセロナで行われた屋外コンサート実験で、参加した観客5000人のうち、公演後のコロナ陽性者は6人だったとの結果が発表。
・観客の中にワクチン接種を受けた人はおらず、1万7千人収容できる会場に5000人が入場した。

立憲民主党が「ただしい」のに支持されない理由(現代ビジネス)

【記事のポイント】
・最新の支持率調査でも、支持率が下げ止まり回復の兆しがある自民党と比較して低迷を続けている立憲民主党。
・SNSでは、ハフポストやバズフィードを愛読しているような若い世代の人への支持を集める路線。しかし、Z世代と呼ばれる人々は必ずしも進歩的な価値観のアップデートを意識しておらず、多くは自民党を消極的に支持している。
・これまで民主党の支持基盤の一つであった氷河期世代に対する政治的救済を掲げていないことで、失いつつある支持基盤も。
・立憲民主党が「ただしく」SNSで社会正義をアピールする一方で、自民党は「もやウィン」という「ただしくない」SNS活動をしようと、社会的・経済的・文化的レイヤーの異なる人々に広く受け取ってもらえることを想定した活動ができているのは自民党。

バイデン氏が初の施政方針演説、5つのポイント(CNN.co.jp)

【記事のポイント】
・Joe Biden大統領の初の施政方針演説のハイライト
・これまで数十年間にわたる米国の政府の考えとは真逆となる、「大きな政府がうまく機能すれば、米国民の生活をよりよくできる」と主張。教育や育児、家族休暇を強化する1兆8000億ドル規模の計画の他、政府の介入を増やしていく大きな賭けに出ることになる。
・原稿になかった習近平国家主席を名指ししたうえで、「独裁者たちに未来はない。米国が未来を勝ち取る」と演説を締めくくった。


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