今週の気になった記事まとめ No.13(2021年4月3日~4月9日)

Cardi B Interview – New Album, ‘WAP’ Impact and More in XXL Magazine’s Spring 2021 Cover Story(XXL)

【記事のポイント】
・女性ラッパーとしては最多の5曲の全米1位ソングを送り込んでいるCardi Bのインタビュー。
・レコード会社との契約金を上げていく中で助けになったのはOffsetの助言。「Offsetには一銭たりともお金をあげないけど、彼はスーパーダイレクトで正直に何でも言ってくれて。『君はこれだけの価値がある。このくらい、いやあれくらいの額は必要だ』って。Offsetはそれでお金が手に入るわけでもないのにね。何にも。私が勝利するのを見たいだけなの」
・”ラッパー”ではなく”女性ラッパー”と呼ばれることについて。「まぁ、結局のところどうでもいいと思ってる。だって私は女性だし。私をカテゴリーにいれたいのならどうぞって感じ」「女性あることを誇りに思ってるし。だって、私って戦闘が好きでしょ?戦闘の歴史が好きなの」
・これまで多くへの女性ラッパーをサポートしてきたCardiだが、誰でもサポートしてるわけではない。「私は女性だらけの業界からここまで来た。ストリップクラブから。そしてニューヨークから。そこの女性はみんな凄まじい二面性を持ってた」「その人が私にリスペクトを示せば、私もリスペクトを示す」
・「Meganと私は普段からつるんでるワケじゃない。私はホームポテト、カウチポテトなの。わかる?ただ家にいてセックスして子供といたい」
・"WAP"への世間の反応については、「Trina、Khia、そしてLil' Kimを聴いて育ってきた。Lil' Kimはマジで下品だったし、Foxyもそういうことをラップしてたから、ビックリした」そして、「私が民主党支持を大っぴらに表明しているから?」と分析。「気付いたら、本物のフェミニスト曲になってた。そんな風になるなんて思ってなかった」「みんな『わぁ、なんて下品な曲』って思うとは思わなかった。全然下品じゃないよ。"My neck. my back. lick my pussy and my crack"(Khiaの曲)なんかとは比べ物にならない」

日本はいよいよ「後進国」に…世界が驚いた「男女格差の深刻実態」(現代ビジネス)

【記事のポイント】
・『ジェンダーギャップ・レポート2021』の総合評価で、日本は156か国中120位に。
・トップ10には北欧諸国に加えてアフリカの2つの国が入っており、政界への女性の大幅な進出、教育機会の促進、経済の分野での躍進などが続いている。
・日本の男女平等の指数はこの15年でほぼ横ばい。「政治への女性参加のレベルが低く、国会議員の中の女性の割合は9.9%、閣僚は10%にすぎない。さらに過去50年間、 女性の首相は一人も出ていない」「経済の男女平等は60.4%と低く、世界の117位に止まる。シニアの役職にある女性が14.7%と少ないこと、パートタイムで働く女性の割合が男性の倍以上であること(50.8% 対 22.2%)、女性の平均収入が男性の平均収入より43.7%少ないことなどが原因である」

DMX, Top-Selling but Troubled Rapper, Dies at 50(The New York Times)

【記事のポイント】
・4/9、1990年代後半から2000年代前半にかけてデビュー作から5作連続でNo.1アルバムを連発したラッパーDMXが50歳で逝去。4/2に心臓発作を起こしていた。
・DMXの音楽は威嚇的かつダークな一方、クリスチャン精神も兼ね備えたものだった。アルバムをリリースする前から犯罪歴や薬物中毒と戦っていることが知られていた。
・犯罪の多い地域で、母親のみに育てられたDMXは家ではほんの少しの食事しかありつけず、早熟で横暴、不従順な子供として育ったと、ドキュメンタリーの中で語っており、母親とその恋人から度々暴力を振るわれていた。

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