今週の気になった記事まとめ No.18(2021年5月15日~5月21日)

なぜ日本政府は東京五輪を中止しないのか 事態は簡単ではなく(BBC News Japan)

【記事のポイント】
・IOCと東京都との契約で、開催契約を解除し、五輪の開催委を中止する権利はIOCのみにあると規定されている。オリンピック大会はIOCの「独占的財産」であるため、戦争や内乱などのほか、「IOCがその単独の裁量で、本大会参加者の安全が理由の如何を問わず深刻に脅かされると信じるに足る合理的な根拠がある場合」に開催中止となる。
・日本が一方的に契約を解除する場合、そのリスクや損失は地元の組織委員会のものとなる。双方で合意し中止を決定する場合、大会に関わる保険金支払いが必要となる。一方で各地のホテルやレストランが投資した改修費などは補償されない。

Sinead O’Connor Remembers Things Differently(The New York Times)

【記事のポイント】
・90年代初期の"Nothing Compares 2 U"の大ヒットから、SNLでカメラの前でローマ教皇の写真を破ったことで大きなバッシングを受け、キャリアが終わったと世間的に思われているSinead。しかし当時を回想して、「No.1レコードを獲得したことで私のキャリアは脱線したと感じている。だから、写真を破ることで私は本来進むべき道に戻ることができたの」と語る。「最高のことをしたと思ってるけど、すごくトラウマになる体験だった。誰もが私をクレイジービッチのように扱う時代が始まったから」
・「メディアは私をまるでくるってるかのように扱おうとしていた。ポップスターが求められているような振る舞いを私がしなかったから。ポップスターであることは、ある種の牢獄に入れられてるようなものだと思う。グッドガールでいる必要があるから」
・さらにPrinceから受けた襲撃について、自伝で詳細を記述。Princeは、不気味なハリウッドの豪邸にSineadを招き、拒否してるにもかかわらずスープを食べさせようとしたり、ピローファイトを持ち掛け、ひそかに硬い何かを枕の中に忍ばせてSineadに暴力を振るったと主張。彼女は豪邸を逃げ出したが、ずっと追い回された。「ミュージシャンであるにはクレイジーでなければならないけど、クレイジーであることと女性を虐待することは全く異なる」

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