見出し画像

プライマルは愛の唄


数え切れないほどある好きな曲たち。
昔からずっと忘れない曲、
今この瞬間にぴったりの曲、

今日はOriginal Love の「プライマル」な日。

この曲を知ったのは、2021年。
Original Loveデビュー30周年を記念した公式カバーアルバム『What a Wonderful World with Original Love?』に収録された東京事変によるカバー版にて。

原曲は知らず、
椎名林檎 × 浮雲 に興味があって聴いてみた。
それがなんともイイ。
軽やかなしっとりさでものすごく落ち着く。

椎名林檎さんも浮雲さんも、
穏やかな波のような声でゆらりと唄ってる。
お互いの心の中で交わすように。

最初に聴いた頃から、3年経って、
今日は初めて歌詞が耳にすいついてくる。

“愛は生命よりも前にあるから”

“愛はふたりのあとにも残るから”

この部分。
あぁこれは、愛とは魂のことを言ってるんだ、

“魂は生命よりも前にあるから”

“魂はふたりのあとにも残るから”

だと今日は感じた。

魂とは愛そのもので、
寿命という命をうけ生まれる時、人になる。

魂という命の根源は愛そのもの。

人としての寿命が来て命が尽きても魂は生き続ける。
そらの一部となって。

どこふく風に、朝の日差しの中に、夜を照らす星に、
花の香りに、どこにだって漂い空い・・・。

宇宙はそらと読める、もちろん“そら”は空。
空の雲は人の心と同じように移ろうもの。
うつろいとは、“空い”とも書く。
空いとは“あいてる/すいてる”に使われる。
すいてるは、“好いてる”とも書く。
すいてるとは“間ができる”ことを意味する。
間という空間。

愛とは。
愛が存在するのは、という空間にだと私は思う。
何事にも関係という“間柄”がある。
友人関係、上下関係、恋愛関係、夫婦関係・・・他。

ひっくるめた人間関係。という大元。

人と人の関係には、必ず“間”が存在する。
人間である限り。字の如く。

いくら性格が合っても、顔がそっくりでも、
自分と全く同じ人は二人としてこの世に存在しない、
みんな個という人。

でも人間として生きてくには、
なにかを補い合い、支え合い、
関係をつくり繋げていくのが人間関係。

愛の条件とは。
孤独ではないのかと考えてみた。
雨の日があるから晴れの日が嬉しく感じられる、
辛いことがあるから幸せを感じられる、

幸せは感じることでしか得られないのだと思うところ。
感じるということは目には見えない。
漂うようにあるもの。
いつだってそばにあり、
感じようとした瞬間からそこにあることに気がつく。
自分の心の感じ方で不幸とも言えば、
幸せとも言えるものなんだと気がつく。
両者は二つではなく一つなんだ、
幸せと不幸の数は同じとは、そういうことなんだと思った。

隙間があるとなにかで埋めたくなってしまう。
孤独を感じると愛を求めたくなる。
愛の形はそれぞれに、何を愛とするかはその時それぞれ。

でも愛で満たされると隙間が余白に変わる。

孤独が余裕に変わる。

余裕という空間ができる。
心のゆとり。

でも、それすらも、
あぁ満たされた。と“感じた”もの。

隙間だったのか余白だったのか、
孤独だったのか、余裕だったのか、
でも間違いなく、どちらの間にも愛がある。

個性をつくる身体が人にある限り、隔りという間はあり、
いつだって身体にある心は愛を追い求めてる。

心は英語で“Heart”と書くように
❤︎ が“Love”であるように。

人はいつだって誰かと心を通わせ、できればマイナスな感情ではなくプラスな感情を持ち続けたい、情という温度を高めあいたいと思っているものではないのか、でも二つとして同じ人が存在しない隔たりに、憶測という隙間を感じたりしては孤独を感じ愛を求める。


でも感じてるのは心であるということ。


最初に書いたこと。
宇宙という言葉には、関係はつけられない。
宇宙空間しかない。
考えるもなく宇宙空間は宇宙の空間そのもの。

宇宙という空間という、間という、愛。

というわけで、宇宙 ⇄ 愛なんだなぁ。

関係とは肉体という形をもつものだけの柄。
高村光太郎さんの『触覚の世界』という本の中に、

【人間同志は案外相互の裸を知らないものである。
実に荷に余るほどのものを沢山着込んで生きている。】

という一文がある。
“荷に余るほどのものを沢山着込んで生きてる”
なんとも衝撃的で新鮮で痛感した言葉だったことか...。

これを初めて読んだ時は気がつかなかった。

肉体という一見裸だと思った身体にも、
まだ、柄があったこと。

関係という柄。
感情という心。

それらを削ぎ落とした、超えた先にあるもの。

間柄という条件を削ぎ落とした、
愛という
心を超えた先にあるもの、
魂という




愛はなんて深いのだろう・・・。




辿り着いたところは、無条件こそ真実の愛

宇宙に星があるのと同じで、
地球には人がいる。

人には心臓というハートがあり、
心の深くに魂という愛がある。
宇宙と人をつなぐ愛。

深いところで繋がってるんだなぁ。

星が輝く光であるように、
人も地球の光であるならば、
そんな煌めきのような愛って、
永遠の無限。

Primal とは 根源

生命の前にも存在していた生命が終わった後も
在り続ける尽きることのない愛。宇宙の根源。


ここまで読んでくださり、
最後までお付き合いありがとうございました。
初めましてのあなたもよく知ってくれてるあなたにも、
素晴らしい愛が届きますように。
今日はこの素晴らしい唄を贈ります。






夜明け過ぎの 二月の雪

きみの部屋を見上げつづけたときめき痛み

眠れぬ夜の過ごし方を初めて知った

きみにいつまでも見とれたい何もいらないよ

きみを愛しているよ心の底から

愛はいのちよりも前にあるから

エデンの歌春に咲く花

抱えきれない大きな気持ち

瞳を揺らせて

終わらない愛を知りたいのときみは言った

きみにいつまでも見とれたい何もいらないよ

きみを愛しているよ 心の底から

愛はふたりのあとにも残るから

きみにいつまでも見とれたい何もいらないよ

きみを愛しているよ心の底から

愛はいのちよりも前にあるから


Original Love『プライマル』


いいなと思ったら応援しよう!