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ハーフエルフは愛が欲しい(第二十一話)

気を取り直してアイとアーニャは屋台をぶらぶら見た。すると良い匂いにつられて足が止まった。
AI
『いらっしゃい。いい香りだろ。』
アーニャ
『うん!とても懐かしい香りがするよ!とってもいい香り!』
AI
『そうだろうさ!この料理たちは厳選してデータを残してある自慢の料理さ!

懐かしい味に繊細な味、上質の味!現在持てる技術を持って登録した料理さ!

未来の人間はこれを食べて何を思うだろうか?
まずい?美味しい?懐かしい?

うーん!分からないけどロマンだね!
このレシピは永遠に残り伝わるんだ!
素敵だろ!』

アーニャ
『とーっても素敵!!ぜひ伝えてね!
未来の人にアーニャがいた事も伝えてね!』

AI
『もちろんさ!戦争がなければだけど。』
アーニャ
『戦争なんてしないよ!だって後悔するもの!』
アイ
『人間って忘れる生き物だからね。』

アーニャ
『もう変なこと言わないで!気分暗くなっちゃう!』
アイ
『ごめーん!行こ!』

アイ達はAIの国を楽しんだのであった。

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