ハーフエルフは愛が欲しい(リカとの和解)
こちらアーニャ!なんとアイが、
りかちゃんと飲み会するらしいのでこっそり付いて行って聞き耳立ててます!ずるいずるい!私も混ぜて欲しい!
アイ
『さぁどうぞ!特別なワインをご用意したわ!
料理も冷めない内にどうぞ!』
リカはふぅんと品定めしてワインを一口飲んだ。
『まぁ、こんなものかしら。
たくっ、フェルゼンもアンタもだけど変人よね、
フェルゼンはこんな美少女の私に見向きもしないし、アンタはフェルゼンの事自信満々に信頼して、変な煽り方してくるし。』
アイは楽しそうに笑って言った。
『あら、ごめんなさい。怒った方が良かったかな?私、人の機微に疎いから、、』
リカは料理を一口食べて一瞬笑って言った。
『まぁ良いわ。アンタと仲良くなれば貴族ともお近づきになれるし損は無いわね。
アンタ婚約者に近づいたアタシと仲良くなりたいなんて本当に変よ。自覚しなさい。』
アイ変な子かなぁ?普通だと思うけど。
アーニャ話に付いて行けてない。
アイは自信満々に笑って言った。
『そうやってアドバイスくれる子って一目で分かったから友達になりたかったの。
それに隠れてコソコソフェルゼンに合わず、堂々と私に仕掛けてくる度胸も気に入ったの。
私、人を見抜く力はあるんだ。
まぁ多少はイラっとしたけどね。
うちのフェルゼンもそういうの分かるから。』
リカはちょっと呆れて言った。
『まぁ変人同士仲良くすれば良いんじゃないの。私はもっと良い男を見つけてやるわ。』
アイは所で、とアーニャの方を向いて言った。
『アーニャ、聞き耳は行儀が悪いよ。人を不快にさせるからもうしちゃダメだよ。』
ガーン、アーニャ、バレバレだった。結構自信あったのに〜。
話聞いても意味分からなかったし損しちゃった〜。
観念して謝ろ。
『アイ〜、リカちゃんごめんね。飲み会楽しそうで気になって来ちゃったよ。、、てへ。』
アイと、リカは呆れて顔を合わせて、
そしてふっと笑った。
リカはアンタ達といると暇しないわと笑った。
アイはいい子なんだよと笑って言った。
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