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持ち物と考え事を少なくする。

同時に複数のことを考えたり処理することがとてつもなく苦手なまま大人になってしまった。歩きながらスマホで調べ物をするとか、アルバイトの休憩時間にテスト勉強をするとか、浮気とか。それと関係あるのかないのか、物を多く持つのも苦手だ。何を持っているか、どの場所に何があるのか、きちんと把握していたい。


何度かnoteで書いたことがあるけれど、私は生活空間と頭の中が見事に連動していて、部屋が散らかっていると脳内も混乱しているし、部屋が整頓された状態を保てているときは気持ちも頭もすっきりしている。部屋が片付いていないときは悩んだり考えたりすることもできない。(部屋が散らかっていてやだなー、なんかやらないといけないことがあった気がするなー、部屋が散らかっているから何も分からないなー)となる。本当に。


だから、どう考えても持ち物や大事なものは少ないほうが性に合っている。ミニマリストというわけでは決してないけれど合理的で機能的で秩序のある場所や店が落ち着く。とはいえ殺風景なのがいいのかというと当然そんなことはなく、空間が開けているからこそ"余分"なものが肝になってくる。不必要なもの、遊び心、徒労、自己満足。それが生活に映えるのは物が少ないからだろうと思う。


たとえば私はどうしても紙で読む本が好きで、どうしても電子書籍ではだめで、どんどん本や雑誌が増えていくことが嬉しくて、それを整然と並べることも気持ちが良くて、だから本はあればあるほど良い。それらを手放してタブレット端末に集約するとたいそう便利で管理もしやすいことだろうけど私にはそれは出来ない。あの本のあのシーンはこの辺りだったな、というのも手や指が覚えているものだから、私はそういうことに豊かさを見出してしまうから電子書籍は味気なく感じてしまう。そもそも機械に強くない。


本当に気に入っているものだけを持ちたい。人からいただいたものや少し頑張って買ったものとか。そうでなければ私は自分が何を持っていたのか分からなくなってしまうし、分からなくなってしまったら(何も分からないなー)と思いながらすでに持っているものと似たものを買いまくったり思い入れのない物をむやみに増やしたりしそうだなって自分で分かる。シンプルなのが落ち着く。シンプルで筋が通っているのが一番良い。全部ただの理想ですけど。



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