いえなかったこと

学生のとき半年も飼っていないだいすきな小さいペットが亡くなりました。念願で見つけた一目惚れの子。一緒に寝て起きたら亡くなっていました。私の横にいたけれど、私の腕に潰されてしまったんだろうと察しました。
母親に「死んじゃった死んじゃった、私のせい」と泣きじゃくり訴えました。母親が大きな声で”可哀想な娘”に「大丈夫大丈夫、あなたのせいじゃない。良かったねー!!!娘のところにきてくれてありがとうー!!お別れしよう!!!!大丈夫」と言いました。
泣きじゃくる私に母親も必死だった…という理解と、あの隣近所に泣きじゃくる私を慰めている母親を見せびらかしているように感じ取ったこと、今でも忘れられません。
だいすきなペットともっと一緒に居たかった想いと、
あのときの母親が嫌いすぎて、半年も育てられなかった、殺してしまったじぶんが恥ずかしく、母親となんら変わらないわたし。
5年以上経ったいまも過去ペットを飼っていた事実以外、誰にも話していません。

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