ブスだけどよく見たら化粧したら可愛くなれそうで、 可愛いけど鏡に近づいてよく見たらブス。 でも私って可愛い。 だって私だから。 ブスだとしても可愛い。 そういうことにした。
マジックミラーの前に立てば自分は太ってたり痩せてたりウネウネしてたり。 でも本当の姿を知っているから鏡に映った姿を本物だと勘違いしない。 もし今までマジックミラーでしか自分の姿を見たことがなかったら それが本当の姿だと勘違いしてしまうかもしれない。 本当の姿より良く見えているかもしれないし悪く見えているかもしれない。 本物の鏡か魔法の鏡かわからなくなったらどうすればいいんだろう。 本当の姿ってどこにあるんだろう。 もう魔法には惑わされない
泣きたいと思うのに涙は出ない。 涙はずっと心身の中に溜まったまま。 心身の中にあるバケツに小さな穴があって バケツはずっと溢れそうなのに 小さな穴があるから溢れない。 小さな穴から抜けた涙は蓄膿症のように あるべき場所ではない心のどこかにずっとある。 蓄膿症の薬でこの海も体から無くせるだろうか
