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熱量は伝染する


あるイベントのボランティアスタッフに参加した

私が昔から大好きな分野がメインとなったイベントで
初めはイベントのお客さんとして
外側から参加する予定だったけど
どうせなら楽しませたい楽しんでもらいたい!
と言う気持ちが強くなり、中の人として
参加できるボランティアスタッフに応募した

予定の都合上、1日しか参加できなかったけれど
本当に参加できてよかったと思ったし
何よりもボランティアスタッフの熱量が
凄まじくて圧倒されてしまった。
たった1日の、たった数時間で、だ。


勿論大前提として、
イベント運用のスタッフさんも
イベントにかける想いは
すごかったし素晴らしかった

が、それを遥かに上回る、
「イベントを絶対に成功させたい!」という
ボランティアスタッフの想いが素晴らしかった


(そこまで場数は多くはないけれど…)
こういうイベントには
割とそれなりに参加してきた中で
どのイベントも、良くも悪くも、

「ボランティア」「お手伝い」

という壁は作ってるだろうし、作ることもある
それと同時に、壁は壊されることはないし
壊してはいけないとも思っている


ただ、今回のイベントは少し様子が違かった
最初からこうだったのか
何かのきっかけがこうさせたのかはわからなかったが
少なくとも私が専用のLINEに参加した
イベントの2日前には
もはや壁なんてものはほぼ感じなかった

ほとんどのボランティアスタッフが
「イベントを成功させる!」という気持ちのもと
一致団結していて自分ごとのように捉えて動いていた
(そうではない人も勿論いただろうけど)

迎えた、イベント初日
想定を数倍上回る来場者によって
現場は凄まじく大混乱
1時間で100件以上のLINEが飛び交っている状態で
本当にただただ、大混乱
(私は参加してない日だったので
一瞬でLINEのやりとりが流れて行くのを見て
読むのを諦めたくらい)


「こりゃ参加する明日も大変そうだ…」なんて
考えながら、夜LINEを開くと
ボランティアスタッフがイベント後
それぞれの担当区域で自主的に反省会を実施
改善策をまとめて、次の日のメンバーに共有していた

・こういう話し方をすると良い
・こっちから始めたほうがお客さんがスムーズに回る
・テープはこことここに引いたほうがいい
・集合場所はこっちにするべきかも、などなど
 (何なら自作の図解付き)

明日来るお客さんにイベントを楽しんでほしい
イベントを成功させたい
という想いがひしひしと伝わってくるやりとりの数々

シンプルに驚いたし、不思議だった
個人的には明日もこのまま成功させなければと
ちょっぴり緊張もした


参加当日

私は昨夜不思議に感じた感情の
謎解きがしたかったので
色んなボランティアスタッフと話をした

どの人もずっと共通していたのは
「何よりもこの分野が好き」
「好きを伝えるのが、関われるのが楽しい」
というシンプルな想いだった

「好き」という想いは
人を動かすし、ポジティブな影響を与える
ポジティブな影響や熱量は必ず相手に届く

当たり前ではあるけど
これをさぁ実現しようとすると
中々簡単にはいかない


それでも、今回のイベントが大成功に終わったのは
確実にこのエネルギーが内側から
巻き起こったおかげだろうなと感じている
スタッフに留まらず、イベント関係者、お客さんと
どんどん巻き込まれていったのもよかった


いつか自分自身も起こしてみたいと思ったが
色々な話を聞けば聞くほど
私にはまだまだ深みが足りない

浅い場所には熱量もエネルギーも溜まらない
時間をかけてしっかり着実に深く深く

いつか、自分の熱量を少しでも伝染できるように

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