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働き手不足は現実です

下の図は、総務省統計局発表の人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)に記載されている日本の人口ピラミッドです。見ての通り、40~45才の団塊ジュニアをピークとして彼等以降の人口が減少してる。労働者人口について見れば、大雑把に20才で就職、65才で定年退職とすれば、20才人口は1,176千人、65才人口は1,451千人だから、一年間に差引275千人の労働者人口の減少が期待される。人口ピラミッドを見れば、当分の間は労働者人口減少は更に加速すると予想される (数字は下のエクセル表に有ります) 。此処で重要な点は、20才以下の人口は少子化対策では増加し無い。もし人口を増やすなら選択枝は移民です。

一般的に国家公務員の待遇は民間より恵まれてるので、労働不足にはなり難い。つまり、今後民間は更に厳しい人手不足に悩まされることが予想される。行政当局は、お得意のシミュレーションでどの程度の労働者の新規参入が期待され、労働者総人口が如何変化するか計算して、労働者数に見当った経済構造改革や政府組織改革 (ダウンサイジング) を、人手不足の為に実務に支障が出る前に実行する必要が有るのは明白でしょう。「労働環境改善」だけでは不十分です。

口絵は「統計ダッシュボード」で見た2035年の日本の人口ピラミッド予想図です。


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