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個人の自立は健康が土台です

一般に産業は成長と効率化を目指します。此は医療産業も同じです。端的に言って、今の医療制度の問題は、医療を産業と規定し、規模の拡大と効率化を目指す所以に起因します。先ず、現役世代や子供達の顧客 (消費者)を拡大すると、社会全体の生産性が落ちる。で、高齢者を対象にするのだけど、お金と暇の有る高齢者を病院や特別養護施設に隔離すると、彼等が消費するはずだった経済活動(主にサービス・娯楽産業)にお金が廻ら無い。医師の偏在にしても、高齢者の多い地方に医療産業を誘導したい。医者に掛かるのが難しければ、健康に留意して病気し無い様に心掛ける。でも、それでは医療産業が成長し無いって感じかと。

も一つの問題点は、医療が出来高制なので国民が不健康になれば、つまり病人が増えれば医療産業は成長する。コロナ騒動の後先を比較すれば明かでしょう。それに対し、例えば、家庭医を地区担当制にして、担当地区住民の健康指数が向上・疾患の発生率や救急患者の発生が減少すればボーナスが貰えるといった制度を考えてみれば良い。病気が減れば、検査も投薬も不要に成る。医師は仕事が有るけど、検査会社や薬局・製薬会社は困る。つまり、医療経済の生産量を医療活動で消費される資源で計っていてる限り。健康を生産指標とする医療は有り得無い。尚、医療の目標を生物の生化学的機構の解明と捉えればその進歩が心配になりますが、人類の健康生活・寿命の延長とすれば、どちらが有効か明かでしょう。

自分の身体を売って経済を刺激「もっとお金を」って。何か涙ぐましい努力です。勿論、「不滅霊魂」の呪いです。因みに、現役世代でも生産性を損なわずに医療産業に貢献可能なのが向精神薬です。合法ドラッグや危険ドラッグの製造者だけで無く、製薬会社も合法・非合法を問わず「幸せを売る薬」に群がってます。国によっては、政府も大麻自由化で税収が増えたって喜んでるって話聞いた事有るでしょう。

社会的女子は、適切に使用すれば心のバランスが改善出来るかもしれませんが、自分で使うと多分嵌ってしまいます。"信頼出来る"専門家に相談を。一般に専門家は流通の専門家で、後処理まで相談に乘ってくれる専門家は稀です。


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