7.4
急性薬物中毒と誤嚥性肺炎で退院した後、ご飯を食べられなくなったのと、吐き気がとても強く吐いてしまうので近所の内科を受診したのだけれど、その時にした採血の結果を聞いた。あと、身体の写真も撮ったので、その結果を教えてもらった。
結果から言うと、まぁ悪かった。肝臓の数値が基準値23以下のところが、わたしは211だった。炎症反応も出ていた。そして胆嚢結石と胆嚢腺筋腫症の疑いがあったので、元々入院していた大学病院の消化器内科へと紹介状を書かれた。一体わたしはどれくらい病院に行けばいいんだ…。
メンタルのことならある程度は知っているつもりだが、内科系疾患のことは全く知らない。かなり焦った。全部自業自得なのだけど。今までずっとオーバードーズをしてきて、基準値を大幅に上回ることなどなかった。だから今回も大丈夫だと信じ込んでいた。しかし、身体は悲鳴をあげていたのだ。調べてから知ったけれど、今のわたしを襲う倦怠感や吐き気、身体中の痒みは全て肝臓の数値が悪いことからきているらしい。肝臓の数値が200を超えたら必ず病院へ、という記事や、200以上は相当きているという本当か嘘か分からないような記事に一喜一憂する。
悪くなるのが怖い!そう僅かに感じる中で、もっと悪くなって欲しいとも思ってしまう。もう死にたい。悪くなって、肝硬変にでもなればいいのに。それで死んでしまえばいいのに。いつも生かされる。いつも死ねない。いつもいつもいつも、わたしはのうのうと生きている。それがどんなに辛くて悔しくて苦しくて悲しいことか、分かりますか?わたしはただ死にたいだけ。死ねたらそれでいいはずなのに、いつも死ねない。でもその理由は、分かりきっている。きっとわたしの本気が足りないからだ。本気で死のうと思えば、人間は死ねるはずだ。
躁ですね、と訪看に言われる。自覚は、あるようでない。おかしいなとは少し思う。浮遊感、覚醒。世界の全てが見渡せる。ずっと喋りたい。予定はぎゅうぎゅう。毎日20時過ぎに帰宅して、早くて2時に眠っている。でも大体は眠れないから、4時くらいに寝ている。起きるのは6時。それでも全然元気なのだから、多分躁なのだろう。衝動的に美容院を予約したり、Twitterの鍵垢で人を罵倒している。はぁ。辞めたい。こんなの、もう辞めたいよ!
ただ、昨日まで躁だったのが、急に鬱に落ちてしまった。まあ二週間ちょっと続いたから、そろそろだろうとは思っていたけれど。朝起きた瞬間に分かる、身体の重さ。鉛のように身体が重い。希死念慮でいっぱいだった。学校には行けたけれど、誰とも喋らなかった。恋人のLINEをブロックして消した。もうわたしは全ての関わりを断ちたい。ただそれだけだ。
ひとりぼっちになる度に痛感する、自分という人間の不適応さ。わたしは生きることも、死ぬことも向いていない。ただ、この世界に死に至る病として、渋谷縷々子として自我を持ってしまったばっかりに、苦労している。でも、わたしはバカだから、深く絶望することはない。苦労はするけど。だから軽く見られるのだ。あー、もうどうしようもないよ。今度日本で一番大きい精神科へ行くけど、多分軽くあしらわれるのだろうなぁ。死にたい。運命が、わたしを殺してくれたらよかったのにな。
生きていくことって、こんなに難しくて辛いことだったけ。
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