ソフトウェア開発とクラフトゲームの差異について

ソフトウェア開発は目的物がどれほど面白くても開発が続かないことがある一方で、ゲーム内のものづくりは過程がつまらなくてもプレイしてしまいます。
その差異について。

ソフトウェア開発は繰り返し作業がなく、能動的に動かなければ状況が変わらないという特徴があります。

対してゲーム内のものづくりは、解決できる問題のみで構成されており、また時間経過でイベントが起きます。

ソフトウェア開発

- 能動的
- 常に新規開発
- 仕様の悩み
- 環境整備など本質的でない部分の作業

ゲーム内のものづくり

- プレイヤー操作がなくとも世界は動いている
- 半能動的、半受動的
- 可能な実装、不可能な実装の判別がつきやすい

対比して見ると、ゲーム内のものづくりではある程度受動的に進めることができ、考えることに疲れた場合には簡単に達成感を得られる物事(戦闘や採集など)を行えるため、続けることに対するストレスが低くなるよう設計されています。

作業が止まってもゲームプレイは止まらないという入れ子構造になっているために、休憩後に作業の再開をしやすいということですね。

一方でソフトウェア開発は常に「考えるリソース」を投下し続けなければならず、疲れたらそのまま離れてしまうために継続が途切れがちになります。


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