「洞窟」の運営 ──自主ゼミ 「社会変革としての建築に向けて」レポート 橋本吉史
自主ゼミ「社会変革としての建築に向けて」は、議論の相手を建築分野外へと広げ、これまでの蓄積を引き継ぎながら、さらに領域横断的な対話から「社会変革としての建築」のあり方を探っていく。そのようなゼミの第5回は、卯城竜太をゲスト講師に迎えた。卯城はChim↑Pomのメンバーであり、個人としても積極的に執筆活動を行っている。
今回の発端は、自主ゼミのSlackで話題に上がった卯城による連載「ポスト資本主義は『新しい』ということを特権としない」*1 を通じて、連の執筆中のテキストと