雀魂におけるカットイン詐欺 / 麻雀メタ
雀魂の配信を見ていると「カットイン詐欺」という単語に出会うことがあります。これは、満貫以上が発生したときにキャラの立ち絵が流れる「カットイン」が発生しない満貫相当の和了が出たときに使われます。
画像に記した30符4ハンが代表例で点数計算の関係上、8000点(子の満貫)や12000点(親の満貫)に僅かに届かないため、カットインが発生しません。
これが点数計算を教える上で面倒くさい存在だと渋川難波プロが仰られていましたし、26日に始まる神域リーグのルールでは切り上げ満貫として扱われるそうです。
ここからメタな話になりますが、ネット麻雀で、7700や11600が存在しているのは、「ネット麻雀での点数はプログラムで内部計算した方が早いから」ですし、プログラム上、切り上げ満貫ルールを採用する場合、点数計算にもう一つ余分なフィルターを通す必要があり、逆に面倒くさくなります。
ですから、大会戦で切り上げ満貫ルールを採用した雀魂の運営は「かなり努力した」と評価されてしかるべきだと思います。
さて、「段位戦」で切り上げ満貫ルールが採用されるかどうかですが、「可能だけど運営的に導入が極めて困難」でしょう。それは、「段位戦のポイント」が累計ポイントであり、過去に僅差で着順ダウンした人がいる以上、点数計算の変更は荒れる原因になりかねないからです。
もし、段位戦のルールに、Apexのランクマッチのようなスプリット制を導入するのであれば可能になると思いますが、ネット麻雀では累計ポイントを導入していることがほとんどなので、期待できないのではないでしょうか。
蛇足になりますが、11700は親のツモ和了である3900オールで、11600(親のロン和了)と混同されがちですが、全く別のものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?