見出し画像

Dear my A"TEEnage"Z 221107

ATEEZがATEEnageZの略だと知ったとき少し不思議に思えた。2018年はククズが成人(韓国年齢)する年だから、10代はメンバーの1/8。いずれマンネもデビューから2ヶ月程度で10代は終わる。なぜ「10代の全てのもの」なんだろう、って最初は、思った。(後々、さらに細かく表すと「10代が熱狂するのに必要な全てのものを持っている」という意味だと知ったけれど一旦それは置いておいて)けれど、少ししたあと、気づいたのだ。ああ、このひとたち自身が誰かの「10代の全てのもの」になるんだなあと。彼らが10代の全てのものをかけた結果今このグループがあるわけで、彼らの10代の全てのものがやがて別の誰かの10代の全てのものになる、そうやって繋がっていくのだと。全員が20代になってから発売された夜間飛行という曲は不思議なほど今10代を生きている自分に重なった。いくつになっても「A”TEEnage”Z」は彼らを表す言葉で、彼らはずっと”10代の全てのもの”であり続けるのだと思った。10代の気持ちを歌う大人がいることが嬉しいし、それが形に残っていることも嬉しいね。もう私も10代後半ですけどね、Yettocomeという言葉を今年覚えた私は、自分もそうであれと願っている。ベストは、最高の瞬間は、まだこれからだ。いつか10代は終わるから、その中で順序づけていったときに必ずベストが決まる。その瞬間は、彼らと一緒がいいと今心の底から思っている。本当に、彼らが「10代の全てのもの」であると身をもって言ってみたいのだ。

出会いも別れもあって辿り着いたこの船の上が、いずれ、私の10代の全てになる場所であれと願う生活は、希望に満ちている。

My ATEEnageZ(予定)。

時折、というか何度も、ああもう少し早く生まれてこれば遠征できたのに…とか、もっとお金出せていたのに…とか思うことがあったけれど、彼らの名前に込められた年齢が思い切り自分であることにニヤけられるのはその引き換えだろうか。今だけは優越感に浸らせてくださいね、もうじき10代も終わりますから。10代を熱狂させるのに必要な全てのものを持っている彼らは、実は全世界を熱狂させるのに必要な全てのものもしっかり持っていた、というのはもちろん特筆すべき事項です。彼らの音楽は、全てのひとに向かってしっかり降り注ぐ音楽だから。けどそこに10代として居ることができて、ちょっぴり嬉しいなっていうだけのエゴ全開の文章です、これは。時間は有限で無限で、彼らも変わっていくし絶対は無いし。だからやっぱりATEEZが一番色濃く私の人生に刻まれるのって10代なんじゃないかな。というわけで、進む時間を取り逃がさないうちに、文章に10代を刻み込むことにします。

そこには、”全て”があった。熱狂するためのものも、涙するためのものも、安心するためのものも、生きるためのものも。全てが。


これまで色々あったけど、ここにきて、ああ”全て”はこのひとがいいなあと思ったので、今文字を打っています。今日はそんなあなたに寄せて。

まだ知らないこともたくさんあって、膨らみきってない愛もたくさんあって、それでも、きっといずれ私の10代の全て。それは今の私の人生の全て。



まだ出逢って3ヶ月の人間がこんなこと大声で言っていいのかもわかりませんが、やっぱり、大好きなので、心より。

ホンジュンさん!お誕生日おめでとう!

私は特段好きなひと、まあつまり”推し”が新しくできることを出逢いと表現します。相手はなにひとつそれを知らないけど、私の人生は誰か直接関わるひととの出逢い以上に大きく変わるから。逢う、だなんて言ってみたくなる。だってATEEZとATINYが”出逢う”のは運命なんだもんね。いつ出逢ってのそれは運命。彼らが呼ぶファンダムの名前にすら心が軽くなるような日々。

今まで好きなアイドルの誕生日にはそのひとの好きなところをひたすらに並べていくようなことを私はしていたのだけれど、今回はそれをするにはあまりにもホンジュンさんのことを知らなすぎる。なので来年にとっておくことにしましょう。

別途出す記事にもこれは書こうと思っていたけれど、せっかくお誕生日だし、まだ記憶が新しいし、しっかり記録しようということで。

軽く自己紹介すると、私は今年の8月頭からATEEZのファンになった超新参者のホンジュンペンです。

今日は私がホンジュンさんに出逢った日のことと、”全て”はここがいいなあと思った日のことと、その他も全部、順を追って航海日誌たるこの場所に記してみます。祝える誕生日は全部祝いたいしそのことを記録しておきたい。私が何をしていた末にこの船に辿り着いたのかは、私のその他の記事をご覧ください。

お祝い記事!!みたいに出来なくて申し訳ないんだけどそれはきっと私の何倍もホンジュンさんの好きなところを言えるひとがしているはずなので。ただそれでも私は私に祝福をくれたホンジュンさんに祝福をお返ししたいし、大切な”全て”を忘れないようにいたいと、大好きだから思うし、だから記録したいと思うのです。

そしてホンジュンさんへの祝福、と題しつつ題名がこうなのからもお察しかもしれませんがATEEZへの思いの記録ともなりそうです。ATEEZのことをこうして書くのは初めてなので、どうか見守ってください。


出逢い

11月7日は不思議なことに私の心が砕けた日から丁度三ヶ月。三ヶ月前に私のそれまでの日常が消え去ったし私の体は大海原に突然放り投げられた。さらにそれの四日前の真夜中、私はホンジュンさんに出逢いました。その時はまだ後に大海原で遭難することも、偶然飛び込んだ船に定住することになるとも知らない。遭難した話は別途書いております。

きっかけは本当に何気なくて、ただ数日前にカムバックしたATEEZのguerrillaが凄かった(主にサビのサンファが衝撃だった)からという理由とあと曲が良いという理由と、その、凄すぎて見てて爆笑してしまうほど楽しいからという理由でパフォをちらちらと見ていたときだった。

私はそれまでのオタク経験の中でいつの間にかATEEZのメンバーは全員言えるようになっていて、その頃はタワレコに出ている発売記念のパネルを見て全員言えるよとか友達に言っていた頃ですね。最初に覚えたメンバーはジョンホちゃんで最後に覚えたメンバーはユノちでしたという余談。

Youtube履歴によると私の運命を変えたのはこのパフォーマンス。

本当に本当に誇張なしであまりにも何気なくて軽い出逢い方だった。

パフォが始まって数秒後響き渡る声に私の脳みそが反射的にこう言った。自分でも考える前に反射的に。ビビッと来た、というのがふさわしいかな。

「あれ…?なんかホンジュンさんかっこいいな…」

ただこれだけだった。この一言が後の三ヶ月を変えるとは…。私はアイドルに関しては一目惚れ気質が強い方なので基本的に毎回「顔を見て顔が好きすぎてハマる」ということが多かった。のだけれどホンジュンさんのときは確かに一目惚れではあったけど荒れ狂う振り付けと荒れ狂うカメラワーク故に顔をしっかり捉えることは出来なかったはずで、ただそこにある”姿”というか、オーラのようなものに惹かれた。だからいつもと違う感じで不慣れだったし体がふわふわするような気持ちで、けれど内臓がビリビリ痺れていた。やっぱりかっこよかった。ただひたすらにかっこいいと感じた。その感覚は大正解で、今の私は”かっこいい”という言葉にさらにたくさんの思いを内包させて、ホンジュンさんのことを表すのに使っている。

本当に何気なく思っただけのことだったからすぐに手放そうとしたのだけれど、どうも感覚が糸を引くので、自分でも自分の気持ちがわからない…コントロール出来ない…みたいな気持ちで他の映像も見てみていた気がする。このときの私は気づいていなかったけど、コントロール出来ない感情の中色々映像を見てしまう、ということを、人は沼落ちと言う。わからない一方で「これは…これは来るぞ……」という妙なワクワクみたいなものもあって、もしかしたら心の奥底では沼落ちを確信していたのではないかなあと思います。

大抵いつも顔が好きすぎる→色々見てみる→人自体を好きになるというケースが多かった私にとってホンジュンさんは初のケースで、パフォーマンスをする姿、にじみ出るオーラ、顔とか声とかの細かな要素よりも先に目に飛び込んできた、ホンジュンさんとしか表すことの出来ない、ホンジュンさんの存在そのものに一目惚れした、みたいなケース。要素よりもそのひと全体を見ていた。”人自体”を一番はじめに好きになったのだろうか。

髪を白黒半々に分け杖を持って、強烈なビジュアルで勢いよく飛び出し声色もテンポも自由自在なホンジュンさんを見たのが8月3日の23時半頃。

先ほども言ったけれど、そう、真夜中。真夜中布団の中で。そこで何が起こるかというと、真夜中なのであまりはっきりとした記憶が残っていないという現象です。なのでただ、ふわふわと痺れながら惹かれていった記憶だけが、これまたふわふわと残っているんですね。残念なような、でも大切な記憶。真夜中のオタク堂という名前は単に私が真夜中を愛しているからつけた名前なのですが、より大きな意味をもつようになってくれて嬉しいし少し運命みたい。真夜中は人生を動かす出会いの時間。

プロフィールを見たりミクナを見たりフォロワーさんに「ホンジュンさんはバブい」と教わり混乱するなどし、そしていつの間にか日付を越し8月4日の深夜1時半。


この写真を発見した私はあまりの好き顔度合いに絶叫した。しっかり歴代のハマり方の例に漏れず、お顔が好きすぎたのである。ああもう存在、その姿に惚れてしまいお顔まで好きでもちろん声も大好きなら、このままホンジュンさんを私の人生においてなんでもない存在として横目に見るなんてことできないなあ、と完全に参ってしまいました。無駄な抵抗はやめて好きと言おうという気持ちになってワクワクしていた私なのだけれど、この時はまだ「顔が好きなアイドル」枠(グループにドハマりしているわけではないが特定の好きびとがいるケースのこと)くらいの距離感になるのかな、と思っていた。なんとなく人生の片隅にいるような存在。つまり、”全て”ではない存在になるのだなあと。(そのときは他に”全て”がいたしこの期に及んで新しいグループにシフトチェンジすることもないのだろうなと思っていたというのが理由かもしれない)

けれど今の私はいずれ”全て”になるなあ、と確信していて、ここにはしっかり理由がある。その理由は、私がホンジュンさんを心の底から大好きになった理由であり、ATEEZの旅路を出来る限り全力で見届けようと思うようになった理由です。


確信

日付を超えて8月10日になったこれまた真夜中。大切な大切な曲に出逢いました。

大海原に放出されて3日後、丁度心がズタボロでもう無理だ…と鬱々とした気持ちで過ごしていたときでした。そのとき私は人生トップレベルに落ちこんでいたしこの先どうして行けばいいのかも分からなかったし、自分を否定され、はねのける体力もなくて、自分自身でも自分を否定していたとき。私が人生最大に生まれながらの属性に苦しめられ自分の属性が嫌になったとき。自分の価値を見失い、ただ黙って歯を食いしばることしかできなかった、そんなときにこのCelebrateという曲に出逢いました。

これも何気なく、履修の一貫として見た映像で。映像の鮮やかさ、イントロも綺麗ですっごく良い曲だな…と思って画面を眺めていたら、いつの間にか大泣きしていました。あんなに泣いたのはいつぶりだろうというくらいに泣いてしまって。

泣いた理由は他でもない、歌詞の内容。こんなに暖かくて優しくて、嬉しい、歌詞は初めて見た。こんな壮大な話にしてはいけないと分かってはいますが、私はこのとき、Celebrateという曲に、ATEEZに救われたのです。この曲にあのとき出逢っていなかったら、あの真夜中、ATEEZに出逢っていなかったあら、今私の心はどうなっていたのやら…とすら思う。ああもう、”全て”だな。確信しました。ちょうど私は”全て”を失ったところだったので。涙を流すということでATEEZへの思いが深く記憶に刻まれ、心を楽にしてくれた、前を向くことができたということで、私を構築する一部に、ATEEZはなりました。

私の中で好きなひとに対して”思い”が生まれそれが大きくなっていくときの条件みたいなものがひとつあって、それが、涙をそのひとに費やすということです。涙を流すのにはとんでもない大きさの感情と労力がいる。それを流せるほどに相手に思い入れがあるんだな、と自分のことを確認することにもなるし、涙を流した瞬間ふわふわしていた感情がグッと形になって膨れ上がって”思い”になる現象が起こったりもする。今回の私は後者で、それまでなんとな〜くの距離感に置いておくのかなと思っていた存在のATEEZが確実に”このひとたちの音楽をそばに置いておかなきゃだめだ”と思う存在になった。私は初めてATEEZに涙を流した。涙が勝手に出てくるほど彼らは素敵なひとたちで、涙を流したから、思いが一気に大きくなった。そんな瞬間を迎えて、私はATINYであろうと心から思ったのです。(ATINYを名乗るには日が浅いかもしれませんが)

で、何故今日はホンジュンさん(と私)の話をするよ〜と言ったのにATEEZへの愛が確かなものになったときの話をしたのかというと、何を隠そうこのCelebrateという曲はホンジュンさんが作った、制作に携わった曲だからです。このことを知ったとき私はまた涙したというのはもはや言うまでもないかな。そしてATEEZへの愛というものは、ホンジュンさんへの思いを筆頭に膨れ上がっているものだから。Celebrateに込めた思いをホンジュンさんが語っている映像もあって、ああ、ここにある歌詞はちゃんと真実で、ATEEZが伝えたいことなんだ、と確信出来たのがうれしかった。

ここの歌詞。ホンジュンさんはATEEZで一番小柄。自分のことを、書いている。こうやって歌詞にすることの強さみたいなものも感じるし、だからこそ生まれる説得力、祝福が真実である確信もある。そしてさらにこのひとの腕に”no1likeme”の文字が刻まれているだなんて、かっこよすぎる、思いが一貫している。自分のことを歌詞にするのって本当に想いがないと出来ないことだと思います、でもそのおかげで歌詞に凄く親身さが生まれる。ホンジュンさんというひとがこちらに歩み寄って、存在をそばに感じさせてくれる気がしました。

世の中様々な肯定の歌があって、その多くに励まされてきたけれど、”おめでとう”ってなんて嬉しい言葉なんだろう。許しより上のものが肯定なら、肯定より上のものは祝福なんじゃないかな。しかも、”君が君として生まれ、君として生きること”への祝福って。正直、ずっと誰かに言われたかった言葉だった。それを届けたいと思って歌にしているグループ、本当にありがとう…。丁度自分の属性のことで傷ついていたタイミングで、属性まるごと肯定して、”私”として生きることを後押ししてくれた。


そしてもうひとつ嬉しかったのは、”こっちを見ている”ということ。めちゃくちゃカメラ目線だ。しっかりその目線の先には聴いているひとたちがいて、私もしっかりその中に含まれていて、存在しているひとりだと思えた。ATEEZの音楽は聴き手を見つめていて、その中にいる私のことも、ちゃんと見つめている。世界中にいる”私”を取りこぼすことなく見つめている。そんなに笑顔で優しく歌う彼らの言葉が嘘なわけないもの。安心して身を委ねることが出来る場所だ。

そして私はこのとき、このひとだ、このひとたちだな、と思いました。この曲を作ったひと、この曲を歌っているひとたちだな、と。ATEEageZはこの場所にあるのだな、と。ここは大丈夫、ちゃんと祝福される。この曲を知ってから曖昧な思いは確信に変わり、確信は大きくなりました。ホンジュンさんを出来る限り大切に愛そうと決めました。

ホンジュンさんの好きなところはどこかと聞かれたら、まだ言葉に詰まる。上手く言えない。けれど、上手く説明出来なかったとしても、まず「暖かさ」と答えるかもしれないなあ。語られた思いも、口調も、何気ない言葉選びも、笑顔も、愛に満ちてぽかぽかしていて、安心感で包み込んでくれるところが好きだと。

少し余談ですが、この動画で身長を答えたあと「隠しません」と言っていたのが印象的でした。(グループ内で)小柄なアイドルが自分の身長を自虐的に話したりすることってそう少なくないと思うのだけど、マイナスに感じている素振りを見せず、かといって何か付け加えて弁解するでもなくこう言っているのが素敵だと思う。(とは言っても自称192センチのときがあったのもまた愛おしポイントですが)身長って長所でも短所でもなくてただの要素だよなあと再確認したし、Celebrateの歌詞を再度噛み締めました。


弘い世界の中心

初っ端の項目から随分と長くなってしまった。まだまだ書きたいことがたくさんあって、その中で欠かせないのがホンジュンさんが様々な社会問題へ関心を持っているということについてです。これはきっとホンジュンさんというひとを紹介するときにも欠かせない話題なんじゃないかな。ホンジュンさんがされているたくさんの行動を知って、単に好きだ〜というだけでなく尊敬の気持ちも芽生えたんです。

ひとつ例を上げると、ポリッシュドマンキャンペーンの話。


「5人のうち1人が虐待にあっている」という意味を込め1本の指にネイルをし、児童虐待の防止を呼びかける、また、児童虐待に関する世間の関心を高めようという活動なのですが、ホンジュンさんはこの活動をデビュー当時から行っているそうで。そしてさらにはホンジュンさんだけでなくATEEZのメンバー全員にも活動の輪が広がり、2020年にはATEEZ、グループ全体がポリッシュドマンキャンペーンのアンバサダーに抜擢されています。

実は私はこの話は”出逢う”前から知っていました。私が好きな他のグループのメンバーが1本の指にだけネイルをしていたとき、ATINYのフォロワーさんがこの活動の内容及びATEEZも参加してるんだよ〜ということを教えてくれたから。

この話を通して、私は肌で、ホンジュンさんの影響力の使い方の素敵さを感じました。

まずホンジュンさんひとりがこの活動を始める。常にネイルをし続けることでその手元にファンや世間の関心が集まる。そして活動の内容を知る人が増え、またその人が他の人に活動のことやホンジュンさんのことを話すかもしれない。ATEEZ全体が活動に参加し、活動の輪は更に拡大力を持つようになる。私も実際活動の輪の広がりを通してこのことを知ったし、今度は私がここに書くことでまた更に広まるかもしれない。ホンジュンさんは、良くも悪くも全ての行動がまたたく間に広まる芸能人という職業の、”良くも”の部分を最大限に使うことが出来るひとなのだなと思います。

社会問題に関心を持っているのはホンジュンさんが芸能人だからではなく、ただホンジュンさんの考えに基づいたものだと思うので、きっともしホンジュンさんが芸能人でなかったとしても様々な活動をしていたと思います。けれどホンジュンさんは自分自身ひとりの人間としての考えに、自身の影響力を掛け算したうえでアクションを起こしているなあと感じました。その両方を両立させるってなかなか凄いことだし、自分の考えを表に伝えるというのも勇気のいる行動だと思う。けれどホンジュンさんはそこを躊躇わない。ホンジュンさんの行動や言葉は暖かいけれどただのふわふわした良心でなくて、強い芯があるからこそのものだと思う。だから視野が広い。

これは自身の考えと自身の影響力、また、自身の職業も掛け算した行動だなあと思います。音楽を通してメッセージを伝える、ホンジュンさんだから出来ることです。

その他にもあげればキリがないほど色々な行動をされていて、私が知らないものもまだたくさんあるのだろうなと思います。誕生日に合わせて開催された個展では子どもたちへの寄付が行われたり、キングダムではプライドマンスに合わせて髪をレインボーにしたり、LGBTQ+とホームレスの若者を支援しているチャリティ団体のリングをつけていたり…凄く多方に目を向けられている。私も周りに比べたら社会問題に関心を持っている方だとは思うんだけど、こんなに広く世界を見渡せていない。でももっと見渡さなきゃいけないと感じます、どれも世界を構築しているものだから。本当に本当に、ホンジュンさんを尊敬します。ホンジュンさんの行動は社会に良い影響を及ぼすだけでなく、様々なひとたちに安心感を与えているとも思います。現に私もレインボーヘアを見て嬉しくて涙ほろりした人間のひとりです。

金弘中という名前は弘い世界の中心、という意味だと耳にしましたが、まさにその通り。中心にいたらきっと端まで見渡せるはずだから。また、舞台で舞い踊る姿も、自分が世界の中心だと言わんばかりの迫力と輝きに満ちていて大好きです。

せっかくなのでもうひとつ大好きなBY HONGJOONGを貼っておきます。なんとなく身動きが取れないような無気力に苛まれたときに、そばにいてくれるので。この下まぶたのシャドウが濃いメイクを自分で提案したというのも、大好きです。


魔法

人柄の話ばかりになってしまった。パフォーマンスについても…と思うんだけど三ヶ月経っても解像度が足りてない。でもやっぱりホンジュンさんの声と表情が大好きなのでそのことも書いておこう。ホンジュンさんの声も表情も魔法みたい。ものすごい速度で色が変わるから。それも思いっきり。ラップという表現ひとつとっても曲によって全然声色が違うし耳を突き破ってくるような強烈なラップも今にも消えてしまいそうな、思わず泣きたくなるようなラップもあって、その全てが自由自在。表情も同じく狂気全開で睨まれたかと思えば触れたら溶けてしまいそうな儚い雰囲気を纏う。様々な表現を使いこなす、音楽の魔術師みたいだな、と思った。魔法にかかったみたいに私も”そちらの世界”に引き込まれてしまう。シグネチャーサウンドひとつにもその魔法がよく現れているし、同じひとの声だけど、全く同じ声なんてないのが、大好きです。いつもいつも本当に楽しいです。出逢ったとき一瞬で体が痺れたのも、もしかすると魔法かもね。



真実の海賊たち

ちょっとだけATEEZ全体の話をしてもいいでしょうか。ありがとうございます。私は今まであまりいわゆる”コンセプトドル”を好きになってこなかった。どうもコンセプトに沿って、コンセプトどおりの楽曲を歌う、というのはアイドル自身がしたい表現が完全に封じ込められてしまっているようで抵抗があったのかもしれない。

けれど海賊コンセプトということを知った時はあまりの良さに叫びましたよ。良すぎる。ATEEZは海賊だからホンジュンさんはリーダーじゃなくて”キャプテン”、良すぎる。抵抗がうんぬん言っておいてすっかりコンセプトに酔いしれる私ですが、ATEEZは更に、私の今までの”コンセプトドル”の印象をぶち壊してくれました。

アイドル自身のしたい表現が封じ込められることなく、むしろ解放されている。コンセプトがあることで楽曲の歌詞がより深い意味を持ち、唯一無二の世界を繰り広げる。コンセプトを徹底しつつも自分の表現を生きる。ATEEZは”海賊に扮したアイドル”ではなくて、海賊そのものだった。ゲリラも、ゲリラに扮したATEEZ、ではなくて、「音楽が武器」という歌詞からも読み取れるように彼ら自身がゲリラそのものだ。ATEEZはいつだって何かになりきるのではなく、”そのもの”になると思うのですが、新参者の結論はどうでしょうか。だからと言って彼らが自分自身を封じこめるとかではなくて、むしろ”なるもの”を自分が乗っ取るような感じ。海賊というコンセプトに飲み込まれるのではなくて、海賊の上に彼らが覆いかぶさるといいますか。ATEEZはいつも自分たちの表現をし、”曲の中を生きる”アイドルであり、”嘘を歌わない”アイドルだと思うのです。

嘘を歌わない、というのは文字どおりで、彼らは本当に歌うことを”思っている”と感じるからです。普段生きている中で思った考えでないことを歌うことのほうがきっと多いと思うけれど、ATEEZはそれを飲み込む。その考えを、本当に、自分のものにする。曲の中だけで。だから、”曲の中を生きる”と思っています。曲の中で生きている彼らは、歌詞と同じことを思っている。その曲の世界線で生きてきた彼らが思っていること、みたいな。しっかりそこに中身の詰まった思いが見えるから、ATEEZのパフォーマンスは熱い。舞い踊るその瞬間は、間違いなく、”それ”、すなわち歌詞と同じことを思っている。思っているから舞うのだ、思っているから歌うのだ、と言わんばかりに。

だからきっとこんなにも説得力があって胸の奥底まで響く曲ばかりで、魂を削るようなパフォーマンスをするんだな、と思う。魂を削るというのもまたそうとしか言いようがない。彼らの人生がそこにかかっている、今この瞬間も寿命を減らして生きている、という事実をひしひしと感じるんです。確かに誰だって寿命を減らして生きているけれどそれが表立って感じられるほど魂を削るなんてよほどのことじゃないと出来ないと思う。けれど、ATEEZはパフォーマンスにそれをする。魂を削れるほどの表現をするのだ、嘘なんてつけるものか、って、思うわけです。ちゃんと舞台の上で”そこにある”真実を歌う、ATEEZ。

君にだけ言えるんだ こんな言葉は
本心じゃない言葉なんてひとつもないんだ

KQ Fellaz-From

デビュー前からこう歌っている彼ら。

ATEEZは、”曲を生きる”積み重ねによって、言葉に日増しに確固たる説得力が生まれていると感じる。この歌詞の続きも今見ると凄く説得力のある言葉ばかりだし、またさらに数年後に見返したらもっと深くうなずけるようになっているのかもなあ、なんて思います。ワクワク。

こうやって削った魂を積み上げているから、この世を生きている生身の彼らが本当に思っていることを書いたであろう曲にも説得力が生まれ、暖かな包容力まで生まれる。私がCelebrateに素直に涙できたのは、ATEEZのその他のパフォーマンスを見ていた時点ですでに”真実を歌う”ことを確信していたからかもしれないな、と今は思います。ATEEZは本当に、私たちひとりひとりを祝っているんだよ。


祝福と挨拶

ホンジュンさん、心より、お誕生日おめでとうございます。まだ未熟なファンだけど本当に本当に大好きです。

この短い間にもホンジュンさんがいたから眠れた夜や起きれた朝や、画面越しでも眩しい思い出がたくさんあるのです。

私のこれからはホンジュンさんはじめATEEZでもっと染まっていくし、そんな日々が楽しみで仕方ありません。

愛で、あこがれで、たいせつです。

ホンジュンさん、あなたが、あなたとして生まれあなたとして生きてくれて、ありがとう、おめでとう。

受け取った祝福は少しづつここで届かなくていい手紙に変換しておく予定です。何もお返しできないからこそ、何度でも今日は言わせてください、おめでとう、と。

旅路はまだまだこれからかもしれないし、知らないうちに真ん中を超えているのかもしれないけれど、折り返し地点はないのだと、片道しかないのだと私は知っています。どうかその航路、出来る限り、共にさせてください。少々乗り遅れましたが全力で帆を上げるので。

いつの間にか1万字を超えていました、大変。というわけで、今宵はここまで。いつまでも書けてしまいそうだからある程度は次のお楽しみにしておかないと。皆様も、ここまでお読みいただきありがとうございました。




よろしくね、真実の海賊たち。



進め、かけがえのない今。



それではまた来年、ここで逢えますように。



2022-11-07 真夜中のオタク堂