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嫌いなところ

自分の嫌いなところは沢山ある。
だいたいみんな完璧だなんて思ってなくて、少なくとも2.3は持ってると思う。

私が嫌いなところはとてつもない汗かきな所だ。

この時期は本当に最悪。
少し外に出て、歩いて、立ち止まった瞬間にびっくりするぐらいの量の汗が出る。
周りはかいてないのに自分だけかいてる状況が地獄すぎる。
おそらく暑がりではなくて、体温調節機能がバカなんだと思う。
クーラーとかで凍えてしまうので汗かきなのにカーディガンを持ち歩かないといけないところも辛い。

学生の頃はさして気にならなかった。
駅から登り下りを繰り返す、少し標高の高い高校に通っていて、徒歩20分程度、楽器を背負い、5kgを超える荷物(置き勉禁止だった)を肩にかけて毎日通学していた。
人より滴っているような気はするが、指摘されたこともないし本当に気にならなかった。

それが大人になって、化粧をするようになった瞬間に自分の大きすぎるコンプレックスになった。

汗をかいて一番辛いのは身支度が全部無駄になることだ。
今日も久しぶりに友人に会う為に1時間以上も時間をかけて丁寧に化粧と髪の毛のセットした。
汗がひけば化粧は直せるが、だいたい汗がひくのは電車に乗ってからだし、友人に会うのは電車を降りたらすぐだ。同じ電車に乗ってたら、電車で合流してしまう場合もある。
髪の毛はもう本当におしまい。夏はずっとショートカットだったので髪を結う技術もない。
(今年に結婚式を控えている為今はショートカットにもできない)

本当に汗かきをやめたいのだ。

父も多汗症ぎみなので遺伝だと思われる。
なにも悪いことをしていない。ただの体質。

汗に関する愚痴を言い出すと本当に三日三晩ぐらい話せるのだが、だいたい友人に言い訳がてら愚痴ると

「代謝がいいって良いことだよ!」
「汗かかないより断然良いよ!」
と99.999%ぐらいの確率で言われる。

まあ汗をかけなくなったことは一度もないのでなんとも言えない部分はあるのだが、私は本当に本当に悩んでいるし、不便で周りの目も臭いも気になる。
汗をかきにくい身体になりたい。

まあそうは言っても汗腺を潰さない限り私はこの体質と付き合っていかないといけない。
仕方ないことだと言い聞かせる。
誰しも大なり小なりこういった脱ぎ捨てることのできないコンプレックスを抱えて生きている。
見た目にでるものも見えないものも。


一生好きになれないと思うけど、
私素敵すぎて神さまからハンデもらったんやなって言い聞かせることにしてる。

コンプレックス、頑張っていきましょい。

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