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【音楽】『好きで×5』/ モーニング娘。

皆様こんにちは、多趣味娘。です☻

好きなのに案外モーニングの曲について語ってないな~と思い。こんな曲を紹介してみます。

モーニング娘。の2ndアルバム『セカンドモーニング』に収録された「好きで×5」。なんとも斬新な曲名…。ジャズ調のしっとりFunk、といったところでしょうか。


このアルバムが発売されたのは1999年。たぶん、当時の日本では、FunkやGospel、ごりごりの16ビートといった音楽がまだ本格的には流行ってなくて、宇多田ヒカル、SPEED、浜崎あゆみ、などなど、平成を代表するようなアーティストが売れていたころ(どのアーティストも未だに勢いがあってすごいよね…)。シンセを多用するようになったイメージの年代。当然、Jazzは一般的には受け入れられてなくて。そんな中、アイドルにこのジャンルを挑戦させているといっても過言ではない楽曲が、この『好きで×5』です(個人的にはそう思ってる)。今でこそ、JPOPの歌手がJazzの名曲をカバーすることも増えてますけど、当時は少なかったんじゃないかなぁ。そういう意味でまず貴重な曲です。

出だしのDrumsがなんとも印象的。終始、DrumsとBassが演奏リードしています。この曲のバック演奏はちゃんとリズム隊 + Sax で演奏したものを採用していると思います。Vibraphoneは実際の楽器なのか、キーボードなのかわかりませんが…。この曲、全体的にSessionっぽいんですよね。それがJazz感を醸し出す強い要素になっているかと。
最近のPopsでは、EDMが主流になってきて、こういった生演奏を採用する曲が少数になってきているので、なんとも貴重です。なんかもう、そのへんのJazzバーとかで普通に演奏されてても違和感ないですよね。誰もアイドルの曲だとは思わないと思います。今でも、どの世代の方でも聴ける一曲です。

当時のメンバーのほとんどが10代ですが、この曲に沿った色気があって、今のアイドル達にこの曲を歌えと言ってもまず無理でしょう…。


↓引き継がれる「好きで×5」。6期までが参加。

↓オリジナルメンバー・なっちの大人ver。アレンジが最高。

↓現役モーニング娘。メンバー・小田ちゃんの「好きで×5」。

20歳になったころかな?小田ちゃんは先輩方の曲をよく研究して、しっかり自分のものにしていく姿勢が素晴らしいです。