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風呂の電気、つかない問題(イギリス生活)

イギリスに住んでほぼ半年になろうというところだが、風呂場の電気がつかないまま3ヶ月半が経ち、先日、ようやく修理を呼び、無事元通り、電気がつくようになった。

お風呂場の電気がつかない間は小さいランタンのみで生活しており、お家キャンプ状態だった。どうしてここまで長引いてしまったかというと、端的に言えば、業者を呼ぶのを渋ったからである。

そもそも、電球は天井に完全に埋め込まれており、自分で取り替えようとすると電球の周囲の壁が崩壊し、白い破片が降ってくる。それでも、何とか接続部分を覗いてみたが、どうやらワイヤーが複雑に張り巡らされていて、素人がどうこうできるものではなかった。

最初にアクションを起こしたのは、電気がつかなくなって1週間が経った頃。

オーナーに連絡すると、「業者に連絡して。」と言われ、業者に連絡すると、「オーナーに連絡して」と言われた。お互いにその状況を伝えると、オーナーと業者でやり取りすることになり、しばらく私の出番はなかった。

そこから1ヶ月が経ち、もはやランタン生活には慣れ始め、暗闇での耐性がついてきた頃であった。

業者から連絡があり、オーナーと連絡が取れてないんだ、と言われたので、もう一回見にきてくれ、とリクエスト。すると、「そっちに行ってもいいけど、£90(約16,200円)かかるよ」・・・って高すぎるわ!!

直る保証もないのにそんなに払えるか!と、この£90を渋った。ランタン祭りは続行である。他にどんなランプを買おうか、照明の上にペットボトルを置いたら明るくなるんじゃないか…と、もはや諦めかけていた。

そこから1週間後、業者から「問題は解決したか?」と連絡あり。そっちから連絡してくれるなんて!と謎に感心。
「全然解決されてないよ。自分でも頑張ったけど無理っぽいわ」と送ると既読無視。いや、返信せえや。

そこから1ヶ月後。奇跡の連絡が!!
オーナーから「業者を向かわせる。費用はこっちで負担する。」とのこと。
一方、業者からも、「遅くなってマジでごめんね、明日直しに行くわ。朝10時。OK?」との連絡が!!!!歓喜!!!!!

結局2時間遅れで業者が現れ、無事解決。スイッチのワイヤーがなくなってたとかなんとか。そりゃ自分じゃできんわ!

こうして、3ヶ月半に渡るランタン生活は終了。

スイッチを押せば電気がつく、これがいかに素晴らしいことか…当たり前のありがたみに気付くとともに、時間と労力こそかかるけど、イギリスでは図太く交渉し続ければ損せずに済む。お互い人間なのだ。

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