砂漠の中の静かな幻覚(ワカチナ/ペルー)1/2
砂漠の街、ワカチナへ
リマからバスで5時間。
ひとまずイカという街へ。
車窓、栄えていたリマもバスで少し行くだけでだんだん田舎っぽくなってきて、ほぼ砂漠に。
そして砂漠の中にもたまに小さめの街があったりして、そんななか数時間バスに揺られる。
イカ到着後、
バスから宿は荷物担ぎ、小一時間歩いたけどとにかく暑くてたまらなかった。
(小一時間ぐらいならタクシー代はケチりたい、
けど荷物重いし歩くのしんどい、
けど歩こう。)
というのはこれから何十回もおもうだろうな。
イカは大きなバスが停まるような街ではあるけれど特に観光名所などはなく、一泊しただけ。
お目当てはイカから車を15分ほど走らせたところにあるワカチナというところ。
ワカチナ湖が砂漠のど真ん中にある。
どっかのアニメや映画でみたことあるような、砂漠のど真ん中に突如現れる湖。
まるで幻覚。
湖は自然発生した湧水のようで、世界的にみてもかなり珍しいものらしい。
湖を囲むように小さな街がなっていて、
リゾート感がありゆったりした雰囲気が最高。
ゴミはほぼ落ちてないし、野犬もほぼいないし、臭くもない!
ものすごく砂まみれになるけど、都会で砂まみれになるのとは訳が違う。
自然の、人間のゴミが付着していない砂漠の砂は汚いかんじがしない。
ホテルに荷物をおいて、ちょっと街散策....しようとおもったけど砂漠の丘の頂上にいきたくてとりあえず行ってみることに。
砂漠を歩くのはなかなかハード。
マリオ69の砂漠ステージで吸い込まれる砂があったけどまさにそのかんじ.....は大袈裟だけど。
一歩一歩、足が砂に沈む。
ゲーム上で吸い込まれるマリオを考えた人は砂漠歩いたことあるのかも。
ももあげするような歩き方になるのでかなりしんどい。
暑いし、頻繁に休憩しながらがんばって頂上へ。
頂上ついたときに見える向こう側の景色は感動もの。
後にバギーでいったところのほうが綺麗ではあったけど感動レベルはこっちのが高かった(バギー後日書きますね)
頂上は向こうの街まで見えた。
そしてさらにむこうの山も見えた。
ずっとずっと向こうまで砂漠が続くのも見えた。
山に雪が被るように砂が被り、ベージュ。
砂漠の中に街が点々としてるのがよくわかる。
感動の裏側、
頂上に登ると目の前がくだりなので落ちそうで怖い!高い!ともおもった。
ワカチナの夕暮れ時、
いっそうなだらかに時間が流れる。
リゾート地といえど、人は少なくパーティな雰囲気はない。
わたし、ズンチャンしてるのはあんまり。
これぐらいの落ち着き加減がとても良い。
たくさん歩いて全身砂まみれになった一日だった。
ベージュをみまくった。視界いっぱいがベージュの一日がこれまでの人生であったか?
わたしはない。
ワカチナ、次回も続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?