【SM】力比べ

SM=台詞メモの略
漫画にする前の状態の台詞のメモ、つまり…世間一般でいうSSです。
あかりのあさんご協力ありがとうございます!
漫画に描けるかどうか分からないのでとりあえず載せます。

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談笑する面々に駆け寄る風連丸
風連丸「おーいこの中で誰が力持ちか比べようぜ!」
楚根丸「何ですかぁー藪から棒に」
風連丸「いよーし和泉ここに立て、鳳来丸一番な」
和泉の手を引き立たせる
和泉「私?」
鳳来丸「えっ僕が一番非力なの、見ただけで分かりますよね?」
風連丸「まぁつべこべ言うなよ、挑戦することに意味があるってもんだぜ。男を見せろよ鳳来丸ぅ」背中バァン
楚根丸「何を言ってるんですか!?陛下が骨折でもしたらどう責任取れるんですか?もちろん切腹ですよねぇ、切腹してくれますよねぇ!?」すごい力で腕をつかむ
風連丸「いででで俺が骨折しそうだぜ!」
和泉「面白そうだわ!ねぇぜひやって頂戴」きらきらの笑顔
鳳来丸「…。よろしくお願いしますね…」
腰あたりに手を回し力を入れるが、背伸びしてるのと変わらないくらい持ち上がらない
鳳来丸「んん…!」
鳳来丸「ごめんなさい…和泉様が重いのではないんです…僕に力がないから…ごめんなさい…」
向かい合い和泉の両肩に手を置いて項垂れる鳳来丸
和泉「足が少し浮いたわ、すごいわあなた」
楚根丸「陛下にお怪我がなくて本当に良かったです安心しましたぁ」腕をねじって背中でつかむ
風連丸「いでででででやめてよね!」
やっと解放されつかまれていた腕を振る仕草
風連丸「全く…次は俺が行くぜ」
膝あたりに手を回しぐーんと持ち上げる
和泉「わぁー!高い!怖いわ!」きゃーって感じ
風連丸「へっへっへー!(どや顔)次は楚根丸!」
楚根丸「僕…ですかぁ?」怪訝な顔、チラッと鳳来丸を見る
楚根丸「(陛下の雪辱は必ず果たしてみせます…!)」目に光がともる
和泉「やってやってー!」
和泉を目の前にして頭を下げ
楚根丸「ご無礼をお許し下さい」
奇をてらってお姫様だっこ
和泉「きゃー!こういうの初めて!楽しい~」キャッキャッ
楚根丸「フゥ」
風連丸「やるなぁ」
鳳来丸「いーなーやってもらいたい…」うず…
そこに卯琿入室
卯琿で「失礼しまーす、あれっ集まって一体何を…」
風連丸「おっ!良いところに来たな新入り!和泉持ち上げろよ!」
卯琿「は!?皇后陛下を持ち上げる…?」
風連丸「こういうふうにだよ」
鳳来丸「わわっ」後ろから手を回して持ち上げられる図
卯琿、和泉と風連丸を見比べて
卯琿「お言葉ですが…今それをやる意味あるんですか?」ド正論
風連丸「別に?ただの勝負だ、力自慢の」
卯琿「あ、丁度良いところに、人手を借りたいと言われていたんですよ、重い荷物があるそうで。ご足労願えますか力自慢の方」後ろから強引に押す
風連丸「あっ…ちょお前逃げたなー?」
卯琿振り返り、丁寧にお辞儀し退出する
和泉「風連丸のあしらい方も板についてきたわね」
鳳来丸「もう少し早くに卯琿さんが来て下さっていたら…醜態を晒さずに済んだのに」
楚根丸「でもあの人(あの子?)なら両陛下を持ち上げられそうですけどねぇ~」冗談ですが
和泉「えっ二人いっぺんに!?」
鳳来丸三人でキャッキャウフフの図を想像する
鳳来丸「それはちょっとやってもらいたいです!」

後日鳳来丸に詰め寄られ、それは無理ですよ…って言ってる卯琿
―完―

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