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毎回がレジェンド公演のヨンドウィグ 〜6/8,9観劇レポ〜

約2週間ぶりに、二日間ヨンドウィグに会ってきました!

前回耐えに耐えた約2ヶ月間に比べたらあっという間に過ぎ去った2週間。なのに、この前のヨンドウィグからさらにバージョンアップしていました!

まず何よりも、左足の怪我。毎公演ごとにSNSに上がってくるレポートをみて、超高速で回復しているのはわかっていたのですが、私が観た6月8日、9日は完全復活宣言と言っていいくらいすべてのアクションを通常通りにこなしていました。マイクも有線マイクが復活。

客席最後方の扉から入場し誰の手も借りず舞台まで上がって1曲目を披露し、回し蹴りまで鮮やかに決めていました。

8日は遅れて入場したお客さんがふたり。一人目はなんと1列目中央席の方で「なんで遅れてきたのよ!ジンエアに乗って来たんでしょ!!一曲いくらの公演だと思ってるのよ、早く座りなさい!!!」とめちゃくちゃ責め立てられ着席(笑)。

二人目は「いいのよ、ゆっくり座って。足怪我したの?ほら足元空けてあげなさいよそこの女子たち!!!」とやけに優しく応対。なぜかといえば…お察しの通り男性の観客でした(笑)。

その日の状況に応じてアドリブを変えてくるヨンドウィグ。

スリップバックチャレンジも華麗にこなし、車のボンネットにも駆け上がり、怪我したその場所カーウォッシュも客席に立ち上がってクリア!トレイラーハウスの屋根の上で手術も受け。

いつもみていた場面ひとつひとつがこんなにもありがたいなんて。超高速で回復に力を注いでくれたヨンソクさんに、そしてヨンソクさんの身体に心から感謝です。

歌声はますます艶やかに、感情ものっているように感じます。

The Angry Inchを歌い終えて舞台袖に消え、衣装替え。舞台に戻ってきた足元には…わぁ!ついにヒールも解禁になったんだ!それを履いてポールダンスは大丈夫なの?という心配は杞憂に終わり、鮮やかに飛んで着地し、軽やかにステップを踏んで客席を一周駆け回りました。

舞台に戻ったヨンドウィグは息を弾ませながらもとっても幸せそう!その姿をみている私も幸せ気分に。

トミーとの出会いから別れまでのストーリーをきかせてくれるヨンドウィグ。トミーを招待したライブ会場Dr.エスプレッソバーでの一曲がついに更新されました!

Queen ‘Love Of My Life’

あぁ…ヨンソクさんの、いえヨンドウィグの甘い歌声に耳も心も溶けてしまいそう。
思い出すだけでも心臓がドキドキします。

そしてバンドメンバー紹介。

ドラムのヨンジャオンニを紹介すると、待ってましたとばかりドラムスティックをヨンドウィグの方へ飛ばします。

なんで私に向かって投げるのよ!と笑いながらスティックを拾ってドラムの方へ。あぁ、ついにドラムも叩けるようになったんだ!ㅠㅠ ん?なぜか右手にドラムスティック、左手にはマイク?なんとひとりでドラムを叩きながら、通称「コンコンキャットチャレンジ」を!!

『꽁꽁 얼어붙은 한강 위를 고양이가 걸어갑니다(キンキンに凍ったハンガンの上を猫が歩いて行きます)』
という流行りのセンテンスの「고양이(ネコ)」を「헤드윅(ヘドウィグ)」に変えて披露したのですが、マイクを持ったままという高度な技を。

これについて退勤の挨拶で質問した方がいたのですが、なんでマイク持ったままドラムも叩いてひとりでこなしたのかは、ご本人も「わからない」そうです(笑)。

そしてギターのヨンスクオンニ(第一ギター)。
いつもギターの旋律を軽く引いてくれるのですが、この日はやけに長く…なんと他の楽器も加わりヨンドウィグが歌い始めました。

Sting ‘ Shape Of My Heart ‘

もう…鳥肌。
ほんの何小節かでしたが、心に残るワンシーンです。

9日のこの場面では、ギターのスンジャオンニ(第二ギター)の紹介で、なんだか馴染みのある旋律が。と思った瞬間ヨンドウィグが合わせて歌い出したのは…

Richard Marx ‘ Now And Forever ‘

2017年の公演ではDr.エスプレッソバーシーンで披露していたナンバーのうちの一曲でした。
これまた涙ㅠㅠ わーーん懐かしすぎる。4小節くらいかな。すごく短かったのですが歌ってくれたヨンドウィグに感謝。

この曲も、退勤の挨拶で「即興だった」と言っていました。

9日もドラムを叩いてくれたのですが、ドラムスティックを飛ばすのではなく、恭しくスティックをヨンドウィグの足元に一本ずつ転がすという振りでした(笑)。

物語が佳境に入り、身につけていたものすべてを脱ぎ捨てたヘドウィグ。胸に入れていたトマトを潰した瞬間…8日のトマトは多分完熟でした(笑)。溢れ出すトマトの香りがとても強く、すごく美味しそう…w

9日、このシーンでは、今までそんなに大きくは聞こえてこなかったヨンドウィグの絶叫が強烈に聞こえてきました。みている私まで心が張り裂けそうです。

スタジアムのステージ上では、ついにヘドウィグへの感謝を伝えることができたトミー。その歌と言葉をミレニアム劇場の裏口から聞いたヨンドウィグ。

自らが脱ぎ捨てたカツラを愛おしそうに拾い、髪を整え抱きしめてむせび泣くその姿も、より一層切なく映ります。
意を決して歌い出す『Midnight Radio』。

9日に私が座った席は、6列目の超センターでした。ちょっとステージから離れてるし、埋もれるから使ってもいいかな、と持参した双眼鏡ではじめて超拡大したヨンドウィグの表情を凝視したのです。

もう自由に飛んでいっていい、と解放してあげたイツハクが美しい女性の姿になってステージに戻ってきた時。そのヨンドウィグの表情…あまりの美しさに息をするのも忘れて見入りました。
イツハクにステージをあけ渡し、舞台奥に消えていくヨンドウィグ。その背中も、足のテーピングも、腕の筋肉も、そして去り際に振り返った横顔も。双眼鏡越しにガン見しましたw
いやぁ、美しかった!!

カーテンコールに続くアンコール。

2週間前とは違って、舞台の端から端まで飛び回り、客席を煽って、そして誰よりも楽しんでキラキラに輝いているのはヨンドウィグ、いえヨンソクさん。そして負けず劣らず(多分)キラッキラに笑い、叫んでいたであろう、この日を待ちに待った私(笑)。
幸せ過ぎて思い出すだけで泣けてきちゃいます。

キーボードのミルコが、気づいたらステージ上をぐるぐる走り回っていました!いつもそんなことしてなかったよね?それだけバンドメンバーもテンション上がりまくってるんだな!と余計に嬉しくなります。

アンコールが終わるや否や再び巻き起こるダブルアンコールを願う客席からの叫びに「どうせここで帰るつもりはないでしょ?」と快く受けてくれるヨンドウィグ。

「次の日。ハンセルが舞い戻ったその場所には…!」とSugar Daddyオープニングの台詞を放った次の瞬間。始まった演奏は…

Robert Palmer ‘ Bad Case Of Loving You ‘

今シーズン、1回演奏したというレポを見たこの曲。2017シーズン、Dr.エスプレッソバーでのカバー曲中の一曲でした。

前奏が聞こえた瞬間に絶叫(笑)そしてサビは大合唱!

‘ Doctor, doctor, give me the news
I've got a bad case of lovin' you ‘

このサビ、もしこれからヨンドウィグに会いに行く方はぜひ覚えて行ってください。
一緒に歌うその感覚をぜひ味わってほしい。

そしてこのサビ、3回目には
「ドクター ドクター ナンマンドクター」
と歌詞がヨンソクバージョンに代わりますw

そこを歌った瞬間の楽しそうなヨンソクさんの笑顔。そしてバンドメンバーの笑顔。きっと会場中の観客たちも笑顔。きっと目には見えてないけど『幸せ』の粒子が会場いっぱいに充満しているはず。

8日は昼公演で夜にも別キャストでの公演があるためダブルアンコールまで。

9日は夜公演であとがないため、トリプルアンコールに応えてくれました。

「(スタッフに向かって)時間的に可能なら照明暗転してください、もしダメなら(客席退場の)音楽かけて。」というヨンソクさんの声に続いて、暗転するステージ。

Radiohead ‘ Creep ‘

ロックスターのように声を太くしながら歌い上げるヨンソクさん。瞬時に自分の世界に入り、強烈な光を放つ姿はとてもセクシーです。私の拙い語彙力ではとても表現し切れないのが残念。

あ、9日は客席に芸能人の招待客が多めに来ていました。ヨンソクさんと同じ事務所のシン・スンホさん、チェ・スビンさん。スビンさんはヨンソクさんのドラマ次回作の相手役にキャスティングされた方です。

そしてもうひと組はSEVENTEENのドギョムさんとジョシュアさん。ジョシュアさんはヨンソクさんとバラエティで共演した事があるのでヨンソクさんの招待かと思いきや、イツハク役のジャン・ウナさんのご招待だったようです(ドギョムさんとお知り合いのよう)。

ダブルアンコール前にヨンソクさんが、
「今日は有名な方がいっぱい客席にきてます。彼らが舞台に上がってくれたらダブルアンコールしようかな。どうってことないよ。上がって一緒に飛んで楽しんでくれたら。」と(笑)

Sugar Daddyと見せかけて始まったのは、この日も

‘ Bad Case Of Loving You ‘

セブンティーンのお二人はさすが大きな舞台に慣れているだけあって、はじめだけちょっと居場所を探すようにドギマギしたかと思ったら、すぐさま溶け込んで一緒に飛び回っていました。

俳優のお二人は終始居場所を探せないまま(笑)K-POPスターは流石だな、とこんなところで感じました。とはいえ私の目はヨンソクさんを追うので精一杯。ゲストの皆さんが何をしていたか詳しくはみていません。

舞台を我が物に掌握して、観客の心を掻き回すヨンソクさんの存在感に、ただただ感服し浸りまくった二日間でした。



昨日も公演があり、残る舞台はあと5回だけ。
「心残りならまたきてください」と言うヨンソクさんの言葉が恨めしいばかり(笑)

私は来週、千秋楽前日と千秋楽を観に行きます。
あと5回、毎回をレジェンド公演にしてくれるのは確実なので、心は全部観に行きたいところですが…またじっと我慢!

早く来週が来てほしいような、ずっと来てほしくないような。複雑な心境ですが、ヨンソクさんの爆発的なエネルギーを直接感じられる貴重な機会を最後まで堪能したいと思います。

あと5回の公演に参加される皆さん、楽しみましょうね!

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アンコール大合唱の練習用に♪

Robert Palmer - Bad Case Of Loving You (Doctor Doctor) [Official Video]

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