ミスター・ハイミドルの正体 〜ヨンドウィグの鉄板ネタ〜
公演の序盤。
一曲目の‘Tear Me Down’で客席を沸かせ、怒涛の挨拶攻撃で笑いの渦を起こしたあと。バンドThe Angry Inchと、サイドボーカルを務める夫イツハクを紹介します。
ヨンドウィグはここでひとネタ。
太平洋のように広い自らの肩を自慢しながら「昔野球やってたのよ。投手、投手!(応答せよ1994のチルボンのこと)いくらダイエットしても肩は狭くならないのよ」と言いながら何かを投げるジェスチャー。
キャーー!と会場が歓声をあげると「あなたが投げなさいよ。」とイツハクにその何かを手渡します。
イツハクがそれを投げるも地面に叩きつけられます。そこで「何やってるの、やっぱり私がやらなきゃ」とヨンドウィグが投手の構えでそれを投げると客席の奥まで飛んでいきます。
その何か、とはハリボーのグミの小袋です。いつか2階まで飛ばしてやる!と息巻いていましたが、最近は2階に届くのが当たり前になってきたようです。
(こんなところでも負けず嫌いのヨンソクさんの性格がうかがえます(笑))
会場を紹介するのにもネタの連打。
ヘドウィグがコンサートをしているミレニアム劇場で公演をするはずだったミュージカル作品『怒りの疾走』が開演2日でポシャり、そのセットごと空いてしまったステージを1日だけ借りたヘドウィグ。
会場主である「ミスター・ワインバーガー」に会場を借りたいと交渉するため訪問した時、手土産に『ワイン』と『バーガー』を持っていきます(ダジャレ)
ここで口ずさむ歌はCNBLUE ’외톨이아(ひとりぼっち)‘の替え歌で「ロッテリア ロッテリア パリパリバゲットぅ」
【実はわたし、BOICE(現在お休み中)なんです。まさかヨンソクさんがヘドウィグの公演でCNBLUEの曲を使う日が来るとは(笑)一緒にパリパリバゲットぅと歌おうとしても、口からはダラディリダラッドゥ(原曲)が条件反射で出てきてしまって自分でもびっくりです(笑)】
2017年の公演では、持参するハンバーガーはシェイクシャックでした。当時流行っていたちょっと高いハンバーガー屋さん。
今回はヘドウィグの公演劇場がロッテ傘下のシャルロッテシアターなので、ロッテリアに替えたヨンソクさん。抜かりないそのセンス、さすがです(笑)
無事に会場を借りて、しかも満席のお客様。上機嫌のヘドウィグは自らについて語り始めます。
私だってじつはニュースに出た女なんだから、と言いながら背面の巨大スクリーンに過去の新聞記事が映し出されます。
“Tommy in big trouble” という見出しのついた記事にはトミーとヘドウィグの画像が。トミーは世界的なスターで、実はヘドウィグの元カレです。トミーも、ヘドウィグを演じる俳優が一人二役で演じます。なので、記事に映るトミーもヘドウィグもヨンソクさん。
このヘドウィグの写真は、2017公演の時の衣装を着ています。そう!私の最愛のラインストーンキラキラ衣装です。
また映し出された新聞記事のトミーの写真は動画。
ヘドウィグ2024は会場が大きくなった、とふたつ目のブログにも書きましたが、使用する映像もパワーアップしました。
でも、記事の中のヘドウィグの画像は相変わらず静止画です。それについて「私の画像は動かない」と文句を言うヨンドウィグ。
さぁ、ここでいよいよ今回の題名『ミスター・ハイミドル』の登場です!
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