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『私と、まきじゃく。』#5

2024年5月、『回り道』の上演が決まったことを記念して始まった、劇団員の方たちへのインタビュー連載。
「私とまきじゃく」をテーマに、各々のまきじゃくに対する想いや次回作に対する意気込みをお届けしています。
第5回のインタビューを受けてくださるのはりっちゃまさんです!
今回、まきじゃくの公演に役者として初参加される方です。
2024年3月に起業したばかりでしたが、舞台に立つという夢を叶えるために、参加を決めたとのこと。
参加を決めたきっかけや、演劇に対する想いを聞いていきます!

りっちゃまこと三田理紗子さん

自分を表現し発信する意義

―――さっそくですが、簡単な自己紹介からよろしくお願いします!

りっちゃま:三田理紗子です。りっちゃまと呼ばれることが多いです。Charmapの代表取締役をやっています。法人化したばかりで、まだまだこれからというところです。企業の広報PRの支援や、クリエイティブ制作をしています。ブログやpodcast配信など、SNSで発信活動も頑張っています。

―――今回は役者として参加されるそうですが、今まで演技の経験はありますか?

りっちゃま:小学生のときに演劇部、大学生のときに映像制作サークルに入ってました。
映像制作サークルでは先輩と一緒にチームを組んで、1からショートムービーを創っていました。

ある作品では、自分で書いた脚本で監督と主演まで行いました。主演女優として演技し、小さいころからあった演じることへの興味とか、女優になりたいという憧れの気持ちを映画制作にぶつけてましたね。

ただ最初は面白かったんですが、思ったよりも映画をつくることに興味がない自分に気づいたんですよね。学生ノリの映画だからというのもあったのか、自己満すぎる映画をつくることが楽しくなかったんです。それよりもすぐ反応が分かる作品を書く方が面白いなと思うようになって。そこからはブログでコラムやインタビュー記事をを書くようになりました。表現をしたいという気持ちは強くあるんだと思います。

―――表現する上で、演じることと書くことの違いはどう感じていますか?

りっちゃま:演じることは誰かの脚本の上で演じるので、自分の考えがそのまま出るわけではないんですよね。仮の自分で仮の評価をされていると思っていて。
書くことは全て自分の考えで、自分の文章力で人の心動かしている感じがして、そこが楽しいし得意。私が欲しい影響力を得ることができると思ったんです。

いまも、出来る限り等身大の自分を発信しようと心掛けています。「りっちゃまが頑張ってるから、俺も頑張らなきゃ。」といったように、多くの人のエネルギーになれるのが私のモチベーションです。誰かを元気づけたり、励ませたら生きる意味があるなと思いますね。

演劇に魅了されて

―――「劇団まきじゃく」に参加するきっかけはありましたか?

りっちゃま:1年半前ぐらいにツイッターで「もう一回、演劇やりたいな」って呟いたんですよ。それに川上くんが反応してくれたのがきっかけですね。

実際のTwitter上でのやりとり

つぶやいたのは、舞台俳優をやっている友人の舞台をみたからでした。純粋に舞台で表現する舞台役者かっこいいなって思ったんです。
演劇ってすごく熱量を感じるし、人の心を動かせるんだというのを感じて。
伝えたいメッセージっていうのがモロに伝わってきたんですよ。
そのときに「大学生のとき映像じゃなくて演劇やればよかった」って後悔というか「人生もう一回やりたいな」って気持ちになって、呟いたんです。

―――なるほど!演劇の魅力を感じてやりたいと声を上げたら、出来る機会に出会ったんですね。

りっちゃま:そうですね。私って運がいいなと(笑)川上くんとは大学のときから仲良かったし、定期的に仕事での繋がりがあったんです。まきじゃくの第1回公演を観に行ったこともあったので、あそこに出られるなら、わたしの欲求をめちゃくちゃ満たせるじゃん!絶対学生に戻らないと出来ないと思っていた青春がもう一回できるのかも!と思いましたね。

予想外の出来事を届けたい

―――稽古が始まっていると聞きました。実際に参加してみてどうですか?

りっちゃま:もう一回サークルやってる気持ちになってますね。久しぶりに仕事以外で、本気になってるし夢中になってる。趣味もあまりなかったんですけど、やりたいと思って取り組めるって尊いなと感じています。本番がある中で、そのために完成させるってすごく楽しいです。

―――本番の有無が映像の時との違いなんですかね?

りっちゃま:たしかに!結構違うと思います。稽古中に本番に来てほしい人を思い浮かべちゃうんですよ。彼氏が見たらどう思うだろうなとか、あの人は絶対感動するだろうなとか。
映像は流されていたら、ただ見るだけかもしれないけど、演劇はその熱量が伝えられるなと思っているんです。
私たちが作っていた自主映画の映像はどうしても自己満って感じが強かったなと。でも私は川上くんの舞台や他の舞台を観て、演劇の自己満を超えた感動を知ってるんです。

自分は仕事しかしてきてなくて、周りもそういう人が多くて。だけど、ちょっと違う日常の使い方をしたらこんなに素晴らしいんだって思ってもらえるという確信があります。いつもと違う時間の使い方をすると、全体に良い影響を与えられるんですね。豊かな時間と熱量を届けたいです。 

―――演劇で感じた熱量を今度は自分が届ける側になりたいということですね。

りっちゃま:そうですね。あとは、演劇って見ない人はほんとに見ないと思ってて。でも映像は毎日見てる人が多いじゃないですか。別に舞台じゃなく映像でも代用できる世の中でも演劇の良さって絶対あると思ってるんです。
もしかしたら、私みたいに演劇にハマるかもしれないし、予想だにしない出来事が生まれるかもしれない。人の心とか人生を変えちゃうかもしれない!それぐらい私は友人の演劇を見て影響を受けました。今度はその場を創れていることが楽しいですね。

稽古中の様子

―――最後に意気込みをお願いします。

りっちゃま:
「将来は、女優になる」って諦めた夢だったんですけど、まさかの夢が叶ったんです!夢って思い続けていたら叶うんです!
夢が叶う瞬間があっても、現状の忙しさとか覚悟の無さで捨ててしまうことって多いと思うんですけど。それを欲張って、叶えにいこうとしてる私の姿を見て元気になってほしいなと思います。

―――ありがとうございました。

🌸公演案内🌸
『回り道』
日にち:2024年5月5日(日)/6日(月・祝)
会場:下北沢東演パラータ入場無料(フリーカンパ制)です!

全4編の盛りだくさんなオムニバス短編集です。
皆さまの日常のモヤモヤを晴らして、背中を押せるような演劇となっています😊
ぜひお越しください!
↓下のフォームからご予約いただけます↓
https://t.co/yPrzZEjfyx

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