健やかに
世の中には自己肯定感が高い人と低い人が存在する。
私は度々、人間関係で悩む。
高校生まではクラスのカーストにひどく怯えていたし
グループの1人が私に対していつもと様子が違うと感じれば、そのことで頭がいっぱいになってしまっていた。
私の彼氏は自己肯定感が高い。
彼はよくメンタルを病むのは勿体ないと言う。
人間なのだから相性が合わない人がいるのが当然で
それなら相性が合う人や、その可能性がある人と一緒の時間を過ごせばいいだけだと。
これを聴いて私は感心した。
こう言った文句はもちろん今までに聴いたことがあったけれど
それは過去にそのような経験を経て、その結果導き出された考え方だと思っていたからだ。
彼はそれを至極当然のことのように、それをできない人のことをまるで理解できない、と言うように話した。
このとき私は、自分が自己肯定感が低いと言うことを認識した。
ありのままの自分に自信がなく友達の数やテストの成績など具体的な評価が与えられなければ自分を認められなかった。思えば今まで他人と比べることでしか自分を評価できなかった。
だから全員から好かれようとしたし、勉強も真面目に取り組んで、ここまできた。
そんな私だがここ数週間、うまくいかない自分でも認められるようになった。
きっかけは恐らく自分の好きなものが見つかったからだと思う。
例えば、実験で失敗したな、ペアの子に迷惑ばかりかけてしまったなと酷く自己嫌悪に陥ったとき
まあ私には自分の居場所があるから、目指すべき夢があるから大丈夫だ、と意識を自分の世界にワープさせることができる。
また論理的に考えることができるようになったことも要因の一つだろう。
行動に理由があれば自信が持てる。人の目があまり気にならなくなる。
少しずつ、ありのままの自分を許して自分のありたい方向に進んでいきたい。
そしてそれができたとしても、自己肯定感が低かった自分のことを嫌いにならないでいよう。
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