見出し画像

【番外編】地域CL2016vsJ.FC.宮崎(詳細)

こんにちは。
何かとサッカー不足著しいご時世、皆様いかがお過ごしでしょうか。

実況隊さんが「最もJFLに近づいたとき」と題して、2016シーズンの地域CLのフルビデオを上げてくださっていることに気が付いたので、マッチレポートを作成してしまいました。新規ファンなので、チームの歴史を学ぶ意味合いも兼ねて。

当時を知る方々には懐かしんでいただければ幸いです。

JFAのHPや公式記録とにらめっこしながら作りました。

<コメント>

4年も前なので知らない方ばかりかと思いきや、知っている選手が多くて嬉しかったです。

平日の、しかも山梨県での試合にも関わらず応援に駆け付けるサポーターさんの多さには驚かされます。
まだ試合を観に行ったことがないので楽しみです。

実況隊さんのダイジェスト動画↓

◆地域CLについて

日付を見て「なぜ金曜日???」と平日開催であることを理解するのに時間がかかりましたが、地域CLというのは金土日の3連戦で行われるものなんですね。高校球児もびっくりの超・過密日程です。

他の大会やリーグ戦との兼ね合いもあるし、どのチームも同じ条件と言えばそれまでかもしれませんが、選手のコンディション等を考えると何とかならないものか…と思ってしまいます(移動や宿泊の事情もあるかと思いますが)。JFLへの道のりは険しいですね。

◆システム

試合を通してかなり流動的ですが、あえてフォーメーションを述べるなら「4-1-4-1」かと思います。

CBとボランチの間に吉田選手がいて、ポゼッションの際にはLCB鈴木選手、アンカーの吉田選手、RCB伊藤選手の3バックのような形になる局面が多くみられました。

ただボランチの裏への抜け出しや両SBのオーバーラップが多用されるなど、いい意味でシステムに囚われていない印象です。

◆前半は濃霧、そして滑るボール

前半はとにかくボールが収まらなかったですね。ただでさえ踏ん張りづらいといわれる天然芝が濡れていたため、多くの選手が足を取られていました。

ただ、そのなかでもプレーの精度は23FCが上回っていたかなと思います。立ち上がりは蹴り合う展開が続きましたが、起点となるCFWの飯島選手を中心に徐々にペースを手繰り寄せ、チャンスメイクできるようになっていきました。シュート数こそ相手の方が多かったですが、決定機はかなり作れていたと思います。

前半終了間際の山本選手の枠角直撃シュート、惜しかった!

◆後半は押し込む時間が続く

後半になると霧も晴れ、芝も乾いてきたのかボールを繋げるようになりました。相手陣地にいる時間が明らかに長くなりましたが、そう簡単にうまくはいきませんよね。

先制点は繰り返してきたサイド攻撃がようやく結果となった、まさに待望のゴールでした。伊東選手のクロスに対し、飯島選手・渡邉選手の体を張った2連続スルーがあり、山本選手がフリーでシュートを押し込みました。

そうしていい流れを作れただけに、試合終了間際のカウンターからのオウンゴールは少し勿体なかったですね。起死回生を狙う相手に、してやられました。

◆PK戦について

通常、追いつかれた側、つまりPKにされた側は心理的に不利であるとされますが(例…2011年女子W杯ドイツ大会決勝のなでしこvsアメリカ)、勝ち切ることができたのは勝負強さと、有利な後攻を取れたことかと思われます。GK土井選手が4人目を弾いたこと、そのプレッシャーで5人目のポスト直撃を誘発したこと、そして最後の伊藤選手がしっかりと決めてくれたこと、素晴らしい勝利でした。

◎気になった選手

初見の選手縛りでいきます。

RCB 6 伊藤竜二選手

何がいいって、全てですよね。攻守にわたる空中戦の強さ、対人の対応、ロングボールの供給、どこをとっても安定感抜群です。現在はJ1栃木SC所属とのことで、テレビ放映の機会があればぜひプレーを見てみたいです。

RSB 5 伊東駿多選手

2019シーズンはACL損傷でサポートに回ることが多かったようで、プレーしている姿を初めてみることができました。数えきれないほどのシャトルランで右サイドからのチャンスメイクに大きく貢献しました。先制点につながった、パントキックを胸トラップでインターセプトしてからのドリブル2人抜きはMOMものです。

CMF 7 吉田正樹選手(現・強化部長)

先日の荒木選手の紹介ブログにあった「必殺技:吉田正樹直伝クロス」の意味がよくわかりました。ほぼすべてのセットプレーのキッカーとなり、なおかつターゲットとなる長身の伊藤選手に毎回しっかり供給しててすごい。気を利かせてアンカーの役割を果たし、CB2人と連携して前線3枚でかけてくる相手をうまくかわすのに貢献しました。

久々だったので長く書きすぎました。
お付き合いいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?