大学1回生
大学に入学したはいいもののコロナで全てが台無しになって、どうしようも無い憤りや焦燥感をぶつけるのには、“しがない物書”が遺した音楽が心地よかった。“通り過ぎる青き春”にただなにも残せないまま、コロナという渦に呑まれていった。

2020年 ヨルシカ「あの夏に咲け」「アオキハルヘ」

大学2回生
大好きだった先輩と遊んだ帰り道、深夜4:00に聴いたこの歌が、どうしようもない寂寥感を駆り立てた。こんな楽しい時間がずっと続けばいいのにね、ああ、また独りになっちゃった。なんて、“きっとあなたが聞いたら笑うのかな”。
結ばれる運命なんて、最初から無かったのにね。

2021年 ユアネス「凩」

大学3回生
精神的に全てが狂っていた。
睡眠剤と精神安定剤を飲んでどうにかやっと「耐えて」いた。人生であんなに病んだのは後にも先にも無いと思いたい。“心を満たして欲しいだけなのに”、満たされない心が悲鳴を上げボロボロと崩れ落ちて行った。このまま身体ごと崩れて欲しかった。もちろんそう簡単には上手くいかなかった。
2022年の私、2023年の私はしっかり生きてるよ。それがいい事なのか悪いことなのか分からないけど、私なりに幸せに生きてるよ。

2022年 yutori「君と癖」


大学4回生
今までの全てをリセットしたような心の持ち方が出来た。
去年の私は毎日死ねなかったと後悔する毎日だった。けれど、そもそも私は“長くを生きるつもりもない”。だからこそ毎日に悔いを残さないように生活している。もし仮に明日死んで残る後悔と言えば「好きなバンドの新曲聞きたかったなあ」とかその程度なんだろう。

大学4年間を通じて私の心を支えてくれた音含め言霊は、今日も私を支えている。

2023年 猫背のネイビーセゾン 「偽り切ないな」

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