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ぽろんと光る どれんから どぅるんと滑る 沼の蓋 どこ、底、かしこへ 行ったのか どれ、反れ、これと 理由(わけ)はなく それは眠り姫の玉手箱
虹色のガソリンスタンドで 日の暮れるほど速く 奏でてたものは 見向きもしない 大好きな月のフリスビーにも 思い出す 光のわたしを 覚えてる 風が吹く 光の場所で 遊んでる
私が夢を見つけた場所で あなたは魚を見つけていた 私がようやくお腹を満たした頃 あなたは駆け出していた 遠い遠い地へ パールの涙が流れ墜ちる遥か昔 十字架が焼かれるよりも前から ずっと あなたはただ 波間だけを見ていた そこにはすべてがあり 破かれた手紙には ただひとつ ほんとうのことが書いてあった あなたと、一緒に、泳ぎたいな
あか おれんじ 沢山の花びらが並ぶ きいろ みどり あたたかい かたまりとかたまり 光る音と フランス語が聴こえる 彼は私を あすこへ連れては行かないだろう 私はきっと恥をかくのだろう
自動再生の海の中で 泡が 呼吸が うねりが生じる 音もなく流れるそれを 私はただ見つめていた 自動再生の記憶の中で とびきり光るあなたを見つけた 私はそれを持ってきて うねりは音となった 記憶が 泡が 光が 波が そして 音は 経験となった
月は今日も形を変えて 変わらないものはない 変化 宇宙 循環 生まれ変わること 出合い 別れ 共振 影響されること 流れて行く こぼれて墜ちる 輝いている 変わらないものはない 悲しいことじゃない