虹が見えた日に
良き週末だった。
今日は何をしたかな〜ってぼんやり考える。知夫へ弾丸へ行こうとしたけど色々あっていつもと同じ場所で皆で話をした。
確か、このまま延長する可能性はある?という話題からだったように思う。そこからなんで延長したいのか、島にいる意味は、という話につながった。主に4人で話をしていたが、確か私ともう1人が、延長をしたいけれど、延長をしたらこの環境に甘えてしまう、生温いまま時を過ごしてしまう、成長できない、と言った。
そこで話題が、「成長って?」という観点に移った。
もう1人、尊敬していて刺激をくれる子が
「私は成長を重要視していない」と言った。
確かに、私はなぜ成長したいのだろう。その問いが目の前に出た時、「成長している自分が好きだから」という答えが出た。
その子が、それはプラスの自分にしか目を向けていない気がして、私はマイナスの時、落ち込んでいる時の自分も全部好きだから成長は重要視していないと言った。その時にしか聞けない音楽や読めない本があると。その時にしか響かない言葉があって、落ち込んでいる自分が好きというよりそこにある文化が好きだと。
なんか言葉が出なかった。ああ素敵だなあって。
なんで私は成長したいのだろう?確かにどんな自分でも好きなはずなんだけど。もちろん彼女の答えが正解とは誰も言ってないんだけれど、今の私にすごく響いた。
自分が変化しているのが好きだから?なりたい自分に近づいていっているのが好きだから?成熟した人になりたいと常々思ってきたけれど、それはなぜ?進化を止めたら終わるとまで思っているかも?ずっと変化し続けたい。
なんかわからなくなってきて、今ググってきた。「経験を積み重ねることが成長である。成長とは、課題を解決する力が大きくなることであり、より大きな課題を解決できるようになったときには、成長しているといえる。」
なるほど。経験を積み重ねたいのは確かだなあ。うーん。「成長」かあ。確かに1番重要視しているわけじゃないけど重要なものには入ってるかなあ。なかなか何事も受け入れてきた私だけど、その子の言葉は凄かった。
そもそも落ちている自分って?って考えた時、全く思い浮かばなかった。私以外の3人はなかなかな経験をしていたけれど。挫折(?)苦労(?)を苦労と思っていない説もあるけれど、私の場合は本当にそういう経験自体がないと思う。
3人と話すのがとても刺激的だった。だって3人ともとても素敵で、本当に嫉妬するほど自己内省が上手い。自分の思っていることや考えていたこと、考えていることを「言葉」にして伝えるのが上手い。彼らの言葉がスッと入ってくるし、また私の「こんな風になりたい」と思う人が増えたなと。自己内省が私の一つの課題となりました。
皆のことを知れば知るほど尊敬の念を抱くし、逆にこんな人間が誰よりも根拠のない自信と無駄に高い自己肯定感を持っているのがなんか申し訳なくなってくる。この私でこんなに謎の自信に満ちているのだから、もっともっと素敵なあなたたちもっと自信持って!?胸張って!?って思った。
あともう一つ。上に兄姉がいる子は生きるのが上手いって話。その場にいた私含めて2人が下に弟妹がいるんだけれど、向き合う対象が兄弟ではなく「親」だという話を聞いた。下の弟妹たちは上の兄姉を反面教師とするから上手く生きる術を身につけていくんだけれど、私たち上に生まれた子は親を反面教師とするよねっていう。親の影響をもろに受けるよねっていうのも。正直、私は尊敬できる人は?と聞かれて「親」と答えられない。多分口では言っている「感謝」もできていない。いつか感謝できる日が来ると、その子が言ってくれた。そういう日が近いうちに来たらいいな〜と。
皆の言葉がスッと心に入ってきた時、空に虹が見えた。目の前の海から出た虹。神聖だった。自分の耳で聞いた言葉を、目で見た景色を、心で感じた感情を、この瞬間を、この日を、忘れないように心に閉まっておきたい。私に言葉を紡いでくれた皆のように、私も誰かに言葉を通して想いを心で伝えていきたい、そう思えた1日でした。
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