創作物

組版が好きで、文字はまともに組まないで出すなんてことが許せない人間であるが、写真もまた編集しないと絶対に許せない人間である 難儀なものではある。
たんに創作が好きなのだと思っていたのだけれどたぶんもっと根源的で醜い感情で、おそらくそうしないと人前に見せちゃいけないという感情が働いている。メイクしないでも綺麗なひと(ほんとうに山ほどいる!)が、メイクしないと街を歩けないというようなものなのだ。本人が本当にそのレベルにあるかではなく、本人の心象的になんらかの落としどころを加えるための儀式。
メイクしなきゃなんて言ってるひと、みんなきれいですからね。同じ。文字も文字のイデアの美しいこと! それに限りなくふさわしくなるようおめかしをしなきゃ、という感情がほかの人より遥かに突出して強いという話である。

妹の成人式のね、振袖を着るついでに写真を撮るから(前撮りにしては早いなと思ったけどもっと前に写真を撮る機会はあるらしい。知見)カメラ引提げてこいと言われたの。ウーンこんなものかと撮って編集してたらいつの間にか宣材写真みたいなの出来上がっててびっくりしちゃった
こんな簡単にという驚きがほとんどだけれど少し自分の腕に自信がついた。めんどくさがりなのでCamera RAWでほぼ完成まで持っていって必要があればPhotoshopみたいなやり方してるけど、誰も見習わずにやってきたやり方が少なくとも間違ってないらしいことも同時にね

今は文字を作ったり文字を組んだり、写真を撮ったりして、時々グラフィックもいじっている。あと単純に文章が作れる。短歌は……はじめたて。
次は文字を動かそうかなって感じでいて、さいごに(これはモチベーション的な話ではなくどちらかというとMacが手元にないみたいな事情が絡んでるが)フォントくらいは作れるようになりたいなあという感情はある。とりあえずそれくらいできればいろいろおもしろいことができるし自給自足もできるから目指している。
創作意欲がなくなって来たり何も出ず出涸らしになった日にはおしまいである。その話は別の記事にしよう

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