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『ゼロから始める魔法の書〈全12話〉』感想メモ

見出し画像出典:ゼロから始める魔法の書(dアニメストア)

こんな感じの話

・半人半獣の傭兵と魔女が”ゼロの書”を探す旅をするファンタジー作品

感想のようなもの

“獣堕ち”と蔑まれる半人半獣に生まれた主人公の傭兵が、魔女のゼロと出会い”護衛をする代わりに人間に戻す”という約束をし、盗まれた”ゼロの書”を取り戻す旅を共にする。
魔女は迫害され、獣堕ちは人間たちに忌避されがちな世界で旅を続けるうちにふたりはすれ違いながらも信頼関係を築いていく。

ゼロは魔道の書を探しに出るまで”穴ぐら”から出たことがなく非常識なところがあり、傭兵が保護者のような形であわてつつもサポートしていく。傭兵自身が嫌がっている獣としての特性をゼロが気に入っていたり、料理が趣味の傭兵のご飯をゼロがおいしそうに食べたりと日常パートではほっこりする。

魔女と人間の対立とそれを深めようとする陰謀や対立を解消する平和への希望が描かれているが、この作品においては完全なる悪が存在しないというのがとても良い。

派手な戦闘シーンや萌え演出というのがほとんどなく、見所というのが特にないような気がするが、素直でわかりやすいストーリーながらも想像するのとは少し違う展開やキャラクターのあたたかなやり取りはこの作品を面白くさせている。
奇抜さがなくてもファンタジー作品はやはり良いなと思わせてくれた。

好きポイント

・もふもふベッド
・十三番のゼロへの愛情

こんな人におすすめしたい

・ファンタジー好き
・もふもふ好き



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