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『喰霊-零-〈全12話〉』感想メモ

見出し画像出典:喰霊-零-(dアニメストア)

こんな感じの話

・霊と退魔師が戦う中で少女たちが成長・変化していく物語

・憎しみと哀しみが少女を苦しめる

・ちょっとした鬱展開のあるバトルアクションもの

感想のようなもの

この作品だけで物語はまとまっているが、喰霊の原作漫画を読んでいた人向けのアニメではないかと感じた。

漫画のほうを少し読んでいたので、1話の展開に混乱したが、1話のみちょっとした別物語の凄惨な展開を繰り広げ物語に引き付ける仕掛けだったではないかと思う。逆に1話切りを読んだ可能性も高い。

主だっては退魔師として生き方に縛られ悩みつつも、敵対する勢力に翻弄される姉妹の物語であり、カテゴリーA~D、白叡、殺生石、のようなこの世界ならではの用語もあり、少しとっつきにくいところもあるが話数が進むにつれ理解できていく。

序盤は同じような宿命を共にしている仲が良くて見守りあう義姉妹の話が繰り広げられているのに、後半になるにつれて、哀しみと憎しみが歪められ姉妹を変えてしまうのがつらい。

--大好きな人の、殺してくれに応える覚悟。力の意味。--

8話を過ぎたあたりの展開からが面白くなってきてよい。

漫画本編へはほとんど触れられておらず、前日譚として楽しめた。

好きポイント

・音楽

・ポッキーゲーム(姉妹愛)

・自らを殺すことを求める黄泉

こんな人におすすめしたい

・原作漫画を読んでいる

・ちょっとした鬱ものやシリアスな物語が好き

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