『ハクメイとミコチ〈全13話〉』感想メモ
見出し画像出典:ハクメイとミコチ(アニメ公式サイト)
こんな感じの話
・森の奥で過ごす小人たちの穏やかであたたかい日常
感想のようなもの
この物語はハクメイとミコチというふたりの女の子のこびとが、こびとたちや森の生き物たちと交流しながら日常を送るファンタジーな作品である。
小人や森の生き物が街をつくり、旅をして、仕事をして、研究して、生活している日常を描いており、ファンタジーではあるがどこかリアルさを感じる不思議な作品だ。
1話あたり1~3つのエピソードが1話完結型でつまっており、ちょっと心温まるものや世界観を知れる興味深い話が多い。エンディングではちょっとした小話が綴られているので、毎回楽しみに読んでいた。
観始めたときはハクメイのことをサバイバル力の強い頼れる男キャラだと勘違いしていたが、一緒にお風呂に入るシーンや男に勘違いされて否定されるところから始まり、女の子扱いを受けているシーンを見て妙に納得してしまった。
この2人は正反対のような言動をし、違うものを好みながらも、生活を共にし互いを知ろうとし、どこか通じ合っている関係を築いている。
小人の世界から見た植物はとても大きいし、鳥も動物も大きい。昆虫は姿そのままなのに擬人化されているようにしゃべり行動する。骨になった魚を動かす不思議な装置がある。このアニメの世界感は間違いなくファンタジーだが、バトルや壮大なストーリはない。
良くも悪くも地味な小人たちの日常なのだ。
けれども、エピソードひとつひとつが穏やかながらも物語性が強く、登場人物たちのやりとりやちょっと良い話に、あたたかい気持ちになれるアニメだと思う。
好きポイント
・イワシ
・安全、迅速、丁寧、仲良し!
こんな人におすすめしたい
・ファンタジー好き
・あったかい話が好き
・まったりしたい
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