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I have no life plan.

超要約
皆さんは人生計画、ありますか?
俺には無いです。そういう独白です。
共感いただける箇所があれば幸いです。

本編
「…児玉君の人生計画に、私は入っていますか???」
2016年6月、当時の彼女(止むを得ず触れました。””彼女””の語句に反応しないでください)に俺の22歳の誕生日を大阪梅田のマルビルで祝ってもらっていたとき、食事の中盤で唐突にこの質問を受けた。

俺は突然の問い掛けに動揺しながらも「え!?も、勿論だよ!!!」と答えたのだが、こんな雑に取り繕った回答は彼女に瞬時に””看破””されたと思われ、これのせいもあってかその後は段々と疎遠になり夏を過ぎる頃には彼女との交際関係は消滅した。

「勿論」という回答が嘘だったのは否定しない。いや、嘘と言うと語弊がある。当時の俺は大学4回(年)生にも関わらず自分の将来のことを全く考えておらず、就活もしていなかった。質問された""人生計画""なんぞ、そもそも存在すらしていなかった。

逆の立場として、彼氏が大学4回生で特に就活するわけでもなく適当に過ごしてると不安になるだろう。彼女が俺の人生計画含め自身との将来を考えているか確認するのは当然のことだし、無計画と知って「コイツ将来ヤバそうやな〜」と距離を取り始めるのも当たり前である。全て俺が悪い。彼女に非は一切ない。

ちなみに最終的に俺は卒業後無事(?)既卒無職となり、暫くは日々自宅と図書館とを往復する大正時代のニートみたいな生活をしていた。令和現在の日本に徴兵制が無くて本当に良かった。大正時代なら間違いなく兵役に出され第一次世界大戦に際しては地中海に派遣されていたし、6年前なら...アフガニスタン?
新年度のタイミングで新社会人向けに「平成実録・既卒無職日記」を書こうと思っていたが、タイミングを逃したので来年春を目処にこれは公開する。

──脱線した。ここからが本題。
20代前半の段階で、皆さんは自分の人生にある程度計画を建てていただろうか?
例えば、26歳までに定職に就き28歳で結婚し30歳で子供を設けて33歳でマイホームを購入する。例えば、30歳までに資産◯◯◯◯万円を形成して独り身での老後に備える。これ以上思いつかない。

俺は27歳の今でも人生計画なんてものは持ち合わせていない。29歳で王に推戴され、30歳で皇帝位を戴冠し、33歳を迎える直前で非業の死を遂げて所縁(ゆかり)の地に石碑が建てられる心持ちでいるし、日々ノリで生きている。アレクサンドロス大王の心情に近いと言えばいいだろうか。とにかく、謎の自信感と無敵感覚で毎日過ごしている。もちろん将来への備えも俺自身は持ち合わせていない。少ない給料も毎月全額使い倒している。現物で増えているのは蔵書と趣味で蒐集している絵画や国宝の写本や貴重書の類だけだ。

話は元に戻るが、そもそも自分のことを年次計画若しくは○ヶ年計画で意識している人を見ると純粋に「すげえ」とビビる。世間ではこれが当たり前なのだろうか?うろ覚えで申し訳ないが、『銀河ヒッチハイク・ガイド』で有名なイギリスのSF作家ダグラス・アダムスの著作『ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所』か『長く暗い魂のティータイム』で、作中の人物が「3週間後の予定は?」と聞かれた際に「地球上で3週間先の自分のことを考えて行動している奴なんているのかよ」とツッコミを入れたシーンがあったと思う。上記の内容の正確さはさておき、こんな感じのやり取りを読んで俺は「その通りだ」と5000万%共感したものだ。1年先の計画など以ての外である。(※マジでうろ覚えなので次に実家に帰省した時に書庫を漁って内容再確認します。)

─また脱線した。人生計画の話。
とにかく、Twitterで日々「旦那(妻)と○人目の子供〜」「子供の教育は〜」「家買おうと思って内覧を〜」といったツイートが流れてくるたびにフォロワーさんはみんな凄いなとビビっている。

ただそういう「人生計画」をさ〜仕事終わりに家で一人酒飲んでアニメ見てブヒり終わった後にTwitterで観測すると「俺なにしてんだろ?」となる訳ですわ。精神年齢21歳なので漠然と年代が違う人たちの話だと受け止めいたのだが、普通に同年代だった。あといつの間にかフォロワーさんの体感3割くらいが既婚者になっていた。(ゑ?)

20代前半の頃なら気にしていなかったが、現在27歳後半で28歳が身近に迫ると受け止め方が変わってきた。今からでも人生計画を策定した方がいいのだろうかと考えるも、全くその気にならない。ならないんですよ、不思議と。彼女でも出来たら意識が変わるのか?わからない。社会人になってから彼女いたことないので。

対して「結婚だけがゴールじゃない。独り身での人生計画を考えんかい」という意見を受けると、それはそれで尤もと思うのが、人生はまだまだ長い。仮に27歳現在から独身男性の寿命中央値の67歳(独身男性は早く死ぬ)まで、非業の死を回避して生きるとしても、まだ40年ある。俺は一人で生きていけるだろうか。多分40歳くらいで唐突に孤独感に苛まれコンカフェとか入り浸ると思う。

「じゃあ早めに結婚に向けて動けよ。婚活しろよ」と至極真っ当なツッコミをこの記事を読んでいる皆様は思われるだろうが、結婚が「目的」になっている状態で婚活すると失敗すると確信しているので、現状はしていない。そんな気の持ちようで相手と接するのは相手に失礼な気がするし。ただし婚活するなら20代のうちがベストというのは認識している。はい。性格が捻くれていることは自覚している。

なので(?)最近は「もし私が30歳まで独身だったら一緒に死んでくれない?」と言ってくれる20代前半でミステリアスな雰囲気の黒髪スーツ女性と出会うことや、突然俺のことが大好きな女の子が空から降ってくることを夢想している。具体的に言及すれば『チェンソーマン』のコベニちゃんみたいな感じで〜(割愛)。

好きすぎる

おわりに
こういう日記?エッセイ?の類は「何を書いた」かより「誰が書いた」が重要らしいですね。僕の疎い文章を最後まで読んで頂いた方には感謝しかありません。
凄く嬉しいです。これからも末長く僕を珍獣観察の感覚で見守って頂けないでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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