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「メンヘラ男」について考える(一応対策も少しだけ書きました)

はじめにのはじめに

今季アニメ『よふかしのうた』9話を視聴していると「メンヘラ男」というのが登場した。超ウルトラに要約すると、本作のメインヒロインの一人である金髪女子高生の吸血鬼・桔梗セリに対して、LINEを送りまくったり付き纏い行為を行なっている男性キャラのことである。

桔梗セリ

以前「メンヘラ」について研究したことがあったが、「男のメンヘラ」については殆ど考えたことがなかったので、いい機会なので書いてみることにする。

※『よふかしのうた』の内容にも触れるためネタバレにご注意ください。

例に漏れず僕自身の思考整理を兼ねて記載していますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

本編

はじめに

俺の場合、ある特定のテーマについて書くときは取り敢えずCiNii(国立情報学研究所が運営する日本国内の雑誌や大学紀用などのデータベース)で学術論文を探して片っ端から印刷して読み込んでいくことを起点にし、現状まだ明らかにされていない論点を抽出しているのだが、こと「メンヘラ男」に関する研究は、調べた限りではほぼ無い。

自身をメンヘラと称する女性への聞き取り調査に関する論文で、一例として「自身をメンヘラと自認している男性」が登場するのみである。なぜ「メンヘラ男」に関する研究論文はないのか?一般に認知されている確たる理由はないだろうが大凡の推測はできる。研究してどうすんの?だから。これ研究して意味あるか?予算降りるか?

はい。日本学術振興会の存在すら知らない外野が何言ってもしょうがないよ。一応、弱者男性とか大人の○○障害の文脈に収まっているのでは?と思って関連ワードでCiNiiで検索したけど一件もヒットしませんでした。

当然ながら一個人の聞き取り結果など参考にはなるかも知れないが体系的な研究には組み込まれない。そもそも先に述べたように先行研究が無いのでどうしようもないのだが…つまり、逆に考えれば現時点(2022年9月10日現在)では書き放題なわけである。

本当ならばTwitterで「メンヘラ男子」とか検索すればアホほどヒットする、人面犬みたいな加工した自撮りを載せている自称メンヘラ男たちの傾向を分析して、それを基点に考察をすればいいのだろう。しかし実際やってみるとよくわからんハッシュタグに自撮りもしくはアイコンを載せてるアカウントばっかりだった。特に内面の発露と呼ぶに足るものはなかった。苦行になってくるんすわ、タコみたいに男の顔面見まくるの。そして俺は諦めた。

というわけで原点?に立ち返り『よふかしのうた』9話(原作なら第26〜29話)を起点としながら書いていくことにする。ただアニメの字幕キャプチャではペタペタと何十枚も貼ることになるので、原作漫画より引用する形をとる。

「メンヘラ男」とは

『よふかしのうた』での「メンヘラ男」について最も端的に説明したシーンがこれ。

『よふかしのうた』26話

相手のことが気になりすぎて仕方がない。気になるというか「束縛」だろう。そのうち位置情報共有アプリとか入れさせてくるよ。もっとヤバいと常時LINEを通話状態にさせるらしいね。そこまできたもう融合しろよと思うが…。はい、脱線しました。

「あの人いま何してるんだろう?」って考えるのは自然な感情だ。付き合う前なら、それは恋心と言えるんじゃないだろうか。じゃあ付き合ってからは?これも同じことを思うのは普通(俺は「普通」や「常識」って言葉が嫌いだけど、これに代わる適切な単語が浮かばないので仕方な〜〜〜く使います)では?おかしくなるのは「異性」が絡んだ場合だ。

メンヘラ男は過剰に「アイツ、別の男と遊んでいるんじゃないか?」と考えている(俺調べ)。なぜならメンヘラ男にとっての彼女(≠恋人)は依存先でもあるし、依存相手が終始こっちを向いていないとダメだから。そして自分に自信がない。「アイツ、俺より魅力的な男と会ってそっちに振り向くんじゃないか?」とも考える。

『よふかしのうた』28話
『よふかしのうた』28話

『よふかしのうた』に登場する「メンヘラ男」は可愛い方だ。ほぼ自己完結しているから。まあ作中では少しアクシデントもあったけど。けど実際はこんなんじゃ済まないと思うよ。これは100%俺の主観だが、そもそもメンヘラ化する男は弱い。メンタルでも、身体面でも。なので、重複になるが自分に自信もない。

そんな自分に自信の無いメンヘラ男が、彼女に対して別の男と遊んでいると疑念を抱いたらどうするのか?自分以外の男との接触を絶たせようとするだろう。他の男と遊ぶな、LINEするな、連絡先消せ。じゃあお前は?消さない。遊ぶ。並行して新しい依存先を探す。…似たようなこと俺呟いてたわ。

いやらしいのは、彼女の「(普通に)遊んでいる男」に対しては自身で直接言わないところだ。そんなに気になるなら言えばいいだろう。「おたくは僕の彼女の友達のなんですか」と。大抵は「え…?普通に友達ですけど」が返ってくると思うが。こういう風に言いまくった方が彼女の男友達側は一部の関わっちゃいけないタイプを除いて「ヤバい彼氏おるな〜。暫くしたら別れるだろうし今は距離置こう」となるよ。逆に女性は彼氏に「その女、誰?いま通話掛けてよ」って普通に直接対決上等だからすごい。って下請けが呟いてました。

はい。常々俺は思うのだが、「メンヘラ男」は昔は存在したのだろうか?不思議でならない。いたとして、どう振る舞っていたのだろうか?室町時代以前には存在しなかったと思う。戦国時代以降はたまにメンヘラな大名も散見されるが、そもそも大名というのは当時の武家社会のトップ階層で「強い」ので対象外だ。(日本史の知識ガバガバなので参考程度でお願いします)

逆にDVなど別の形で発露していたのか?とも考えている。「メンヘラ」の定義自体が非常に曖昧で、しかも比較的最近の言葉だから。この辺は今後の考察のテーマとして考えることにする。こうやって新しい考察分野が浮かぶのは俺は大好きだ。

メンヘラ男への対策など

関係がまだ浅い状態なら「こいつヤバそうやな〜」オーラを察知次第、関係を切ればいい。大丈夫大丈夫、どうせ暫くしたら新しい依存先を探すから。

現状付き合っている状態で彼氏がメンヘラ男になり、自分の行動を束縛し、身体・精神はたまた金銭的にも危害被害が及んだ方が問題だ。どうか一人で考え込まずに周囲に相談してください。まず女友達に。そのあとに男の知り合いで。初手で男に相談は愚策。ヤリモクで「え〜、それは彼氏が悪いよ」と肯定意見しか言わねえから(チンポが笑顔になってるイラスト)。警察などの力も借りるのも良いと思う。

これくらい強ければ苦労しないんだよな

この対策にドンピシャな正解はない。たまに一つの事例で一般論を語ろうとする奴がいるが、そんな都合のいいものはない。

あと俺個人の意見だけど、位置情報アプリとかで常時見られるのは異常だと思うよ。俺が時代に追いついてないだけ?試しにZから始まるアプリ入れたら、自分のスマホのバッテリー情報まで表示されていて横転した。これ考えたやつ悪魔だし、絶対にスマホもう1~2台持ってるだろ?

けどさ〜逆にこっち(女性側)の詮索もしてこないし、男の知り合いと遊ぶことについても何も言ってこないし、謎に余裕ある男は逆に女の影が複数チラついてたりするんだよな。男友達ならともかく彼氏なら最悪だろ。そういう男に纏わりついてる女性に限って"災害"みたいなタイプでさぁ〜(割愛)

おわりに

ここまで読んで頂いた方で違和感を感じた方はいらっしゃると思います。そう、男性の「付き合っている状態の心理」と「付き合う前の状態の心理」をごっちゃにして書いているんです。なぜなら僕は社会人生活で一度も誰かと付き合ったことがないから。書き分けられないんです。

冷静に考えなくても22歳から現在までずっと彼女いないのはヤバいよ。内面も外見も。自覚はありますが、もう「病気」なんです…。そんな病人な僕の文章を読んでくれてありがとうございます。すごい嬉しいし大好きになるな。

本記事では「メンヘラ男」という概念に対して強い言葉を書いてしまいました。決して炎上させたいなどの意図はありません。「メンヘラ男」にもっとスポットライトが当たるといいですね。あと女性側からの「違う!メンヘラ男というのは〜」って意見もぜひお聞かせください。僕の誤った認識を正してください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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