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Pardotフォームでアンケートを取りたい!
Pardotを使ってアンケートを取りたい!
という声をよく聞くのでPardotを使ってアンケートを取る方法を紹介したいと思います。
前提、Pardotはカスタムオブジェクトにデータを直接渡せない
![](https://assets.st-note.com/img/1715173363498-6qrfoVTtXL.png?width=1200)
まず、抑えておきたいのがPardotから直接カスタムオブジェクトにデータを渡すことはできません。Pardotからデータを渡せるのは、リード、取引先責任者のみ。
そうなるとアンケート回答をリード、取引先責任者に渡すだけでいいのでは?と思われるかもしれませんが、複数回のアンケート回答があった時に最後の回答しかデータが残りません。これでは困ります。
Pardotの仕様上、毎回リード、取引先責任者を上書き更新します。
アンケート用のカスタムオブジェクトを作成して回答を転記する
そこで上書き更新されないためにアンケート用のカスタムオブジェクトにアンケート回答を転記しておきます。
一度、リードと取引先責任者の項目に入った値をアンケートオブジェクトに転記するような形です。
![](https://assets.st-note.com/img/1715173883478-AWWy3TSBCm.png?width=1200)
アンケート用のカスタムオブジェクト作成
まずはアンケート用のカスタムオブジェクトを作成します。
![](https://assets.st-note.com/img/1715506667559-EFebkxGOn4.png?width=1200)
必要な項目も作成しておきましょう。
例えば、「満足度」「満足度の理由」など
![](https://assets.st-note.com/img/1715503884698-aCMbfVlLBe.png?width=1200)
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.adding_fields.htm&type=5
追加でリードと取引先責任者の参照関係項目も作成しておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1715504428973-25MkLV8cm1.png?width=1200)
関連先はリードを選択。(取引先責任者も別で作成してね)
![](https://assets.st-note.com/img/1715504453861-rstUleXeoZ.png?width=1200)
新規リレーションもこんな感じで入力しておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1715506748420-McNtKu8Std.png?width=1200)
リードと取引先責任者にも同じ項目を作成
アンケート用のカスタムオブジェクトを作成したら同じ項目をリードと取引先責任者にも作成します。(参照関係項目は不要です)
さらに、リードと取引先責任者にはもう一つ、フローのトリガーとなる項目を作成します。
例えば、アンケート回答日のような項目を作成しておきます。
後ほどこの項目の値が変わったことをフローのトリガーにします。
※同日にアンケート回答がない前提なので同日に複数のアンケート回答がある場合は別途検討が必要です
![](https://assets.st-note.com/img/1715506329986-VjEQiiuGLP.png?width=1200)
転記用のフローを作成
作成するフローは「レコードトリガーフロー」を選択してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1715504153461-VLRNg5Hke5.png?width=1200)
開始
下記のように設定しておきます。
オブジェクトを選択:リード
トリガーを設定:レコードが更新された
エントリ条件を設定:
条件の要件:すべての条件に一致 (AND)
項目:アンケート回答日
演算子:変更済み
値:True
![](https://assets.st-note.com/img/1715506514387-NReeXqa8L4.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715506404577-bV4tBMd3TI.png?width=1200)
レコード作成
下記のように設定しておきます。
作成するレコード数:1
レコード項目の設定方法:個別のリソースおよびリテラル値を使用
このオブジェクトのレコード作成:アンケート
アンケートの項目値のを設定:それぞれ項目をマッピング
![](https://assets.st-note.com/img/1715507142199-elqnUxt7kD.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715507101406-beUVbsZrLP.png?width=1200)
あとは有効化したらフローの作成は完了です。
取引先責任者も同様の手順でフローを作成しておきます。
Pardot項目を作成してマッピング
次はPardotの項目を作成していきます。Pardotのカスタム項目は、Account Engagement設定 > プロスペクト項目から作成できます。
作成する時は、salesforce.com 項目名を必ず選択してSalesforce側の項目とマッピングしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1715506309286-RZCUskPT9v.png?width=1200)
アンケート用のPardotフォームを作成
Pardotフォーム作成時に先ほど作成したカスタム項目を選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1715505889870-C1LXGLpAgb.png?width=1200)
最後に完了アクションを設定します。(この設定がないとアンケートオブジェクトに転記されません)
アクション:プロスペクトのカスタム項目を設定
カスタム項目:アンケート回答日
値:Submission date
![](https://assets.st-note.com/img/1715507375440-wiVfOzO3R8.png?width=1200)
Pardotフォームを送信して動作確認
作成したPardotフォームを送信して動作確認しましょう。
アンケートレコードが作成されているはずです。
![](https://assets.st-note.com/img/1715507976393-kROOIVus2t.png?width=1200)
これでPardotフォームでアンケートを取れるようになりました。
このアンケートフォームの問題点
これでPardotフォームでアンケートを取れるうようになったのですが、実はこのアンケートフォームにも問題点があります。
改修コストが高い
アンケート項目が追加、変更になった時に、カスタムオブジェクトに項目を作成、リードと取引先責任者にも項目を作成、フローを修正、Pardotの項目作成、マッピング、Pardotフォームを修正となり、かなり多くの作業が発生します。頻度高くアンケートを取っている場合は改修コストも考えておいた方が良いでしょう。
動作の懸念
一度、リードと取引先責任者に値を入れてからそれらの値を転記するためリードと取引先責任者で何かしらの自動化をしていた場合、それらと干渉してしまう可能性があります。おそらく大丈夫だと思われますがそんな懸念もありそう。
最後に
上記のような課題を感じて作ったのが↓のフォーム作成ツールです。
今回紹介した方法じゃ無理、となりそうでしたらよかったらご検討ください。
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