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【株・投資】iDeCoについて

iDeCoは「イデコ」と読みます。

iDeCoが何であるかを一言で言いますと、自分年金です。

iDeCoはただの自分年金ではありません。将来の自己防衛のために必須級のものですので、まだの方は最後までどうかお読みください。

なぜiDeCoをやったほうがいいのか

なぜ必須級なのかと言いますと、みなさんはニュースで老後2000万円問題について、聞いたことがありますでしょうか。

老後に備えて貯蓄が一人2000万円必要であると言う、金融庁の報告書になります。麻生大臣が一時期報告書を受け取らなかったりして、ニュースになっていましたね。知らない人は以下を参考にどうぞ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45636720T00C19A6EE8000

これが何を指し示しているのかと言いますと、もう政府が財源的に支えきれないので、iDeCoという自分年金を政府が主導となって用意して、税制面を優遇するので、あとは自分たちでがんばってやってくださいね、という隠されたメッセージなのです!!

iDeCoについて、もう少し詳しく書きますと、ただの自分年金ではありません。正式名称は、個別型確定拠出年金と言うもので、公的年金にプラスして受け取れる年金制度です。20歳以上の方が対象で、毎月の積立額をもとに、あらかじめ選択した株が自動購入されて、積み立てた金額にプラスして、株で運用益が出たものもプラスして、60歳以降にもらえると言うものです。

税制面で優遇はどのくらいでしょうか?

株をやったことがない人もいらっしゃるとおもいますので、簡単に説明しますと、通常、株で利益を年間20万円以上あげた場合は、約20%(正確には20.315%)が税金として引かれます。iDeCoは株で儲けた運用益が非課税です。100万円儲けたとしても、通常であれば20万円が税金でとられてしまうのですが、iDeCoではそれがないのは破格とも言えるでしょう。

具体的なはじめ方

具体的なはじめ方としましては

・証券口座を開設する
・iDeCoを開設する
・毎月の積立額を設定する
・どの株を購入するかを決める

の4ステップです。

ステップ1:口座開設

筆者は楽天証券を使用しています。使いやすく、ネット証券で一番使われているのでお勧めです。銀行や証券の窓口でもidecoは作れますが、手数料が高かったり、良いラインナップが無く運用益を上げにくかったりするのでご注意ください。

ここのページの「口座開設」から開設可能です。
※ 書類のやり取りもありますが、だいたい2週間くらいで開設できます。

ステップ2:iDeCo申し込み

口座開設後、楽天証券にログインし、「確定拠出年金 iDeCo」を選択して、申し込みします。

※ 書類のやり取りもありますが、だいたい2週間くらいで開設できます。

ステップ3:毎月の積立額を設定する

申し込み時に設定できますが、最低額で毎月5,000円、通常サラリーマンで最大毎月23,000円(会社の条件によります)が可能で、自営業やフリーランスの方は、毎月最大68,000円まで可能です。

※ 積立額はあとでも変更できます。

自身が無理のない金額を積み立てられるのも魅力の一つですね。

ステップ4:どの株を購入するかを決める

これ、重要です。なぜならばどれを選択するかで、その後の運用益がだいぶ変わってくるからです。

といっても、何を買えばいいの?という話になると思います。

結論から言いますと、シンプルに次の2択、どちらかを選択で大丈夫です。

・全米と書いてあるインデックス投資。楽天証券の場合は、「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
・全世界、と書いてあるインデックス投資。楽天証券の場合は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))

※ もう少しで60歳になる!という方は、お勧めしません。

なぜこの2つなのか、というのは、別の機会にnoteで説明したいと思います。
(今回は、あくまでiDeCoについての導入という記事とさせていただきます。)

いつから始めた方がいいのか

いつから始めた方がいいのか、という質問があると思いますが、筆者の推奨としては、早ければ早いほどいい、というのが回答になります。

それはなぜか。毎月積み立てられていき、かつ、早ければ早いほど、積立額が大きくなるので、複利の力で最終的な運用額が早い方が大きくなるからです。

複利とは、アインシュタインが人類最大の発明と言わしめるほどのもので、簡単に言いますと、「元本(最初の積み立て額)だけでなく、そこから生まれた利子(運用益)が、更なる利子(運用益)を生む力」の事です。

具体例をあげましょう。

35歳の会社員が今年からiDeCoをスタートさせたとします。毎月20,000円をiDeCoで積み立てし、年で240,000円になります。運用利回りは仮ですが10%とします。

1年目は、+24,000円ですので、合計264,000円となります。

2年目は、(264,000円+240,000円)* 1.1 = 合計554,400円となります。

途中の年は割愛しますが、

iDeCoシュミレーション

25年目は最終年になりますが、合計25,963,624円となります。

通常でただ単に毎年240,000円を貯金していた場合、x 25でも6,000,000円ですから、いかに複利の効果が高いか、ということがわかると思います。

※ただし、これはあくまでシュミレーションですので、毎年必ず10%上がっていく保証はありません。

終わりに

日本政府公認ですので、iDeCoをやらないてはありません。

まだの方は、ぜひ、ぜひ、ぜひ! 試してみてください!

唯一気をつける点としては、60歳までは基本的に途中解約はできず、返金も60歳まではできませんのでご留意ください。(これは年金と同じで、途中で若い人が年金ください、といってももらえないのと一緒です。)


また、子育てママ・パパは合わせてジュニアNISAも実施してみることをお勧めします。

次回は、なぜ全米か全世界を選択するのが良いかを書きたいと思います。

それではまた!

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