親子横並びで読書
休日の日中に予定がなければ、決まって朝から読書をしにカフェへ行く。
カフェという言葉を使って、誰も知らないようなおしゃカフェに行っていると連想させたいところだが、大体行くところは誰もが知っているおしゃカフェの代表スターバックスコーヒーである。
スタバへ行くのにはわけがあって、近くのスタバが蔦屋書店と併設されており、スタバを購入すると自席で本が読み放題となっているから。
雑誌、小説、エッセイなど
これでもかというくらい本があるので、一日中予定がない日ともなると朝から夜までいてしまうなんてことはない。
そう、朝から夜までいてしまうなんてことは流石にない。
いくら本とスタバが好きとはいえど、大概は子どもがおやつを食べる時間くらいに帰る。
そんなもんですよね、きっと集中力って。
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一方、夜に予定がある時は、その予定が行なわれる付近のカフェ(大体スタバ)に行き本を読むことが多い。
結局スタバに行くんかい
と自分にツッコミを入れたくなるが、スタバのおもしろいところは、行く先々によって外観から内装、お客さんのタイプまで違うところにある。
ショッピング街の近くのスタバは、買い物をしている若い子や家族連れが多く、全体的に楽しい雰囲気が流れている。
逆に住宅街の近くにあるスタバは、一人で黙々と作業している人が多く、落ち着いた雰囲気が流れている。
友達と話したい時には前者のスタバ。
本を読みたい時には後者のスタバ。
友達といる時でも一人でいる時でもスタバを使うということは、結局ただのスタバオタクである。
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ここで後者の落ち着いた雰囲気のスタバに行った時になんかいいな〜って感じたことを書いていきたいと思う。
先日、実家に帰る機会があったので
それまで実家から一番近いスタバ(徒歩二十分もかかる)で本を読んでいた。
オープンして三十分くらいの時間帯に行ったのだが、意外にも席が埋まっていて、さすがスタバだな〜とどうでもいいことに感心していた。
そんなどうでもいいことを思いながら、どこに座ろうかな〜って考えていた時、親子で向かい合って読書をしている姿が視界に入ってきた。
いかにも上品で、水素水を飲んで、絶対にフィットネスに通っているお母さんと、いかにも落ち着いてて、人生三周目ですみたいな雰囲気をすでに醸し出している小学一年生くらいの子どもがいた。
そんな親子が向かい合って小説を読んでいる。
友達と遊ぶのでも
家族で買い物に行くわけでもなく
スタバを片手に母娘で向かい合って小説を読む。
優雅だな〜
微笑ましいな〜
っていう感情に加えて
強制はされてないだろうか
と思ったりもした。
というのもそのくらいの年齢って、友達とゲームとか野球とかしてた方が楽しかったし、なんなら一人で時間を使うことを知らなかったと思う。
自分のお母さんも読書家だったので、小さい頃から本を読みなさいって言われてきたけど、全くといってもいいほど読まなかった。
それが今になって、読んでおけばよかった〜なんてことにはならないし、むしろ小さい頃は友達と遊んで遊んで遊びまくれ派である。
遊びまくれ派ではあるが、大多数がそうやって遊びまくっている中で読書をしている姿はマイノリティーでいいな〜って思った平和な日曜日でした。