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第6章 一緒に何かできないかな


第5章でお話ししたマリージョ農園について

第5章からの続きとなります。
まだ見てない方はこちらからどうぞご覧ください。

モノは良いかもしれない。

見た目は悪いけど、香りはとても良い。
もったいないなーと思った。
もう少しちゃんと手入れして、きちんと乾燥させたら商品にできるんじゃないか。とも考えた。

しかし、雨風を避ける屋根をつけたいと市にお願いしてもそれっきりだったというのもあり、彼らは私にどうして欲しいのだろうか。

安藤さんに通訳をお願いした。

少しばかり、資金を援助してもらえたら良いバニラが作れるとのことだった。

昨日今日会ったばかりの人間。信頼するエリックさんの身内とはいえ、
向こうもこちらもまだ素性をよくわかっていない。
ましてや口約束だ。
ひとまずは話を持ち帰るのが最善と考えた。

彼らの本気

仮に屋根をつけるために資金を援助したとしよう。
しかしそこからバニラが実をつけるには3年はかかる。
ましてや品質の保証もないし、天候が悪いなどいくらでも理由をつければ不作な場合もある。

正直、ビジネスとしてのうまみはないだろう。
普通の投資家であれば、よっぽど気長に待ててようやく3年経って初めて収穫したバニラの品質が悪くてもダメージがない人。であれば投資するであろう。

しかし私にはそんなに余裕はない。
資金も、時間も。
もちろん彼らの農園を助けたい気持ちもある。
ビジネスとして、3年の壁を一緒に乗り越えられれば、バニラは毎年利益へと繋がる。

それをやる覚悟が、私にあるか。
そして彼らは本気でバニラ園を屋根をつけて立派なバニラを育て、みんなに喜んでもらえるバニラを作りたいという気持ちがあるのか。

それを確かめに、2023年の9月に再度訪問することとなる。

マリージョ農園を上空撮影した景色。

今、考えていること

一つ クラウドファンディング計画を立てて農業支援という形でできないか

二つ 先を見据えて私自身が借金をして投資をするか

どちらも言うまでもなくデメリットはある。
クラウドファンディングであれば、資金が集まらない可能性もあるし、バニラが育つ保証もないので逐一彼らのサポート次第というところもある。

借金をすることは可能だが、投資した分の回収が3年後以降になるため、その間に他の事業でお金を稼がなくては私自身が生活ができなくなってしまう。

マリージョのご主人


バニラ以外にもコーヒーノキなども栽培している

9月の訪問時もこちらのNoteで紹介させていただきます。

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