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【J NOTE】観光・地方創生コラム

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観光や地方創生政策について書いたコラムをまとめたものです。1記事はそれぞれ大体2500~3500字ほどあります。
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#産業

#0 「J NOTE」について

はじめに 「J NOTE」では地方の市町村にスポットを当てて、過疎化の現況や地方創生に関する行政の取り組みなどについて取り上げます。 主に、大学生のレポート課題の題材探しや、通勤通学の電車内でサクッと読めるようなコラムにすることを目標に、なるべく客観的かつ中立的な立場から書いていきたいと思います。 もし、「J NOTE」を読んで興味のあるトピックが見つかった時は、このnoteの内容を全て鵜呑みにするのではなく、必ず自力でそのトピックについて調べることをおすすめします。そう

#12 岡山県津山市における「食」と「ものづくり」による産業振興と産学官連携

はじめに『J NOTE』第12回は、岡山県津山市を取り上げます。 津山市は岡山県の北部に位置する、人口約9.7万人の市です。昔から美作地域の中心都市として栄えた街で、津山城址周辺には旧出雲街道沿いを中心に明治以前の街並みが数多く残されています。 津山市は、これまで多くの有名人を輩出している街でもあります。歌手の稲葉浩志さんや俳優のオダギリジョーさん、お笑いコンビウエストランドの二人や、次長課長の河本準一さん、全日空の初代社長である美土路昌一さんなどが津山市出身です。 と

#5 スポーツによる地域貢献と観光 ―茨城県鹿嶋市を例に―《前編》

はじめに『J NOTE』第5回目は、茨城県鹿嶋市を取り上げます。書いているうちに本文が長くなってしまったので、今回は前後編に分かれて公開する予定です。 鹿嶋市は茨城県の南東部に位置する太平洋に面した街です。隣の神栖市と「鹿島臨海工業地帯」を形成しており、市内には日本製鉄グループの工場が多数立地していることから「鉄鋼業の街」として知られています。また市内には鹿島神宮が鎮座しており、大船津地区の水上に立つ「西の一之鳥居」は景観が素晴らしくインスタ映えするスポットとして人気を集め

#4 岐阜市の住環境と観光政策のこれから

はじめに『J NOTE』第4回は、岐阜県岐阜市を取り上げます。来月6日に開催される「ぎふ信長まつり」に木村拓哉さんが来場されるということで、現在特に注目を集めている街の1つです。 岐阜市には約39万人が住んでおり、岐阜県の県庁所在地として多くの公共機関が集まっています。また、日本のほぼ中心に位置していることから、岐阜羽島インターに近い柳津地区を中心に多数の物流拠点が置かれています。 そして、市の南北には長良川が流れており、「鵜飼」や「長良川花火大会」は、岐阜の夏の風物詩と